三菱自動車工業は3月21日、自社・水島製作所で生産する軽乗用EVの「eKクロス EV」と、日産自動車の「日産サクラ」の合算・生産累計台数が生産開始から約1年10カ月で10万台( 5万台達成までの期間は約1年 )に達したと発表した。
そんな「eKクロス EV」と「日産サクラ」は、日産と三菱自動車の合弁会社であるNMKV の企画・開発を経て誕生した軽乗用EV。両社共にシャシーは共用。パワーユニットの方は、アウトランダーPHEVの20kwhバッテリーと後輪駆動用のモーターを前輪駆動用にコンバートさせたもの。
それゆえ最高出力自体は、軽自動車の自主規制に倣い47kw( 64PS )であるが、最大トルクは既存のt軽ガソリンターボの約2倍の195Nmを発揮。特に低中速領域では力強い走りを披露。「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」+「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
2022年5月に三菱自動車の水島製作所で催された「eKクロス EV」と「日産サクラ」のオフライン式の様子。
三菱自動車は、日産とのパートナーシップの象徴的モデルである「eKクロス EV」と「日産サクラ」の更なる生産品質向上に取り組み、より多くの人に届けていくことで、今後も日本の脱炭素に貢献していきたいと話している。