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2021年3月23日【アフター市場】

ナイル、オイル交換のきっかけや費用について調査を実施

NEXT MOBILITY編集部

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ナイルは3月23日、自家用車を持つ全国の男女1,414人を対象に行った、「オイル交換のきっかけ」や「交換費用」などについての調査結果を発表した。

 

その役割や重要性から「車の血液」とも言われるエンジンオイルだが、最適な状態に保つためには定期的に交換する必要がある。エンジンオイルの劣化が進むとエンジン性能を低下させ、時には車両火災の原因となる。

 

各自動車メーカーやディーラーなどでもオイル交換の時期の目安を提示しているが、実際のところ自家用車を持つ人は、何をきっかけにオイル交換をしているのだろうか。調査結果は以下。

 

 

■調査概要
– 調査対象:自家用車を持つ全国の男女1,414人

– 調査方法:インターネット調査
– 調査期間:2021年2月24日~3月1日
– 調査内容:Q1.自家用車のオイル交換は何をきっかけに行っていますか?/Q2-1.(Q1で「走行距離」と回答いただいた方)どのくらいの距離で行いますか?/Q2-2.(Q1で「期間」と回答いただいた方)どのくらいの期間で行いますか?/Q3.主にどこでオイル交換を行っていますか?/Q4.オイル交換はいくらくらいかかっていますか?

 

■調査結果詳細

 

Q1.自家用車のオイル交換は何をきっかけに行っていますか?

– 「走行距離」:53.7%675人
– 「期間」:40.8%513人
– 「車検・定期点検」:3.7%46人
– 「その他」:1.9%24人

 

自家用車を持つ全国の男女1,414人のうち、オイル交換をしているという1,258人に対して、オイル交換のきっかけについて聞いたところ、「走行距離」が53.7%、「期間」が40.8%と、大部分の方が距離や期間でオイル交換をしていることが判明。続いて「車検・定期点検」が3.7%となっており、「その他」の中には、「勧められたら」「アラートランプが点灯したら」などの回答があった。

 

 

Q2-1.(Q1で「走行距離」と回答した人)どのくらいの距離で行いますか?

 

– 「~2,999km」:3.2%
– 「3,000~4,999km」:21.0%
– 「5,000~5,999km」:57.3%
– 「6,000~6,999km」:6.4%
– 「7,000km~」:12.1%

 

Q1で、オイル交換のきっかけを「走行距離」と回答した675人に対して、その具体的な距離の目安を聞いたところ、「5,000~5,999km」と答えた人が57.3%と最も多い結果となった。

 

 

Q2-2.(Q1で「期間」と回答した人)どのくらいの期間で行いますか?

 

– 「1~5ヶ月に1回」:8.3%
– 「6ヶ月に1回」:57.4%
– 「7~11ヶ月に1回」:3.7%
– 「1年に1回」:24.1%
– 「2年に1回」:6.5%

 

Q1で、オイル交換のきっかけを「期間」と回答した513人に対して、その具体的な期間の目安を聞いたところ、「6ヶ月に1回」が57.4%と最も多く、次いで「1年に1回」が24.1%という結果になった。

 

 

Q3.主にどこでオイル交換を行っていますか?

– 「ディーラー」:45.9%
– 「整備工場」:18.4%
– 「ガソリンスタンド」:16.5%
– 「カー用品店」:15.7%
– 「自分で行っている」:2.7%
– 「その他」:0.8%

 

オイル交換をしている1,258人に対して、主にどこでオイル交換を行っているかを聞いたところ、「ディーラー」と回答した人が最も多く45.9%という結果になった。次いで「整備工場」「ガソリンスタンド」「カー用品店」がほぼ同じ割合での回答となり、自分で行っている人も2.7%いるという結果になった。「その他」には、「中古車販売店」「家族が交換する」などの回答があった。

 

 

Q4.オイル交換はいくらくらいかかっていますか?

 

– 「0円」:8.8%
– 「1~1,999円」::7.1%
– 「2,000~3,999円」:36.7%
– 「4,000~5,999円」:28.8%
– 「6,000~7,999円」:7.3%
– 「8,000~9,999円」:2.0%
– 「10,000~11,999円」:4.6%
– 「12,000~13,999円」:0.9%
– 「14,000円~」:3.8%

 

オイル交換をしている1,258人に対して、オイル交換は平均でいくらくらいかかっているかを聞いたところ、「2,000~3,999円」が36.7%、「4,000~5,999円」が28.8%となっており、6,000円未満に収まっている方が50%を超える結果となった。

 

今回の調査により、オイル交換は「走行距離」や「期間」を目安に「ディーラー」で行っている人が多く、その金額は6,000円未満が多いということが判明した。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。