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2020年12月17日【人事】

オン・セミコンダクター、取締役会の新役員人事を発表

NEXT MOBILITY編集部

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オン・セミコンダクター・コーポレーションは12月22日、12月17日付(米国12月16日発表)で、グレゴリー L.ウォーターズ(Gregory L. Waters)とブルース E.キドゥーが取締役会に選任されたと発表した。取締役を18年務めたエマニュエル T.ハーナンデス(Emmanuel T. Hernandez)は、退任することになった。

 

 

オン・セミコンダクターの取締役会のチェアマンを務めるアラン・キャンベル(Alan Campbell)は、次のように述べた。

 

 

「私たちは、グレッグとブルースの両名を、当社の取締役会の最新メンバーとして迎えることを大変嬉しく思います。グレッグとブルースは、どちらも業界内の経験豊富なエグゼクティブであり、、オン・セミコンダクターが変革を続ける中で、当社の技術、事業、財政の優先順位事項に新たな洞察をもたらします。また、また、マニーの長年にわたるオン・セミコンダクターへの貢献と業務に対して感謝します」

 

 

グレッグ・ウォーターズは、半導体業界で30年以上のマネジメント経験を有しており、Integrated Device Technology社の前 CEO 兼 社長として、複雑な構造改革を通して優秀なチームを率い、製品リーダーシップによって成長を拡大し、ルネサス社への売却を成功させた。それ以前は、スカイワークス・ソリューションズ(Skyworks Solutions)社、アギア・システムズ(Agere Systems)社、テキサスインスツルメンツ(Texas Instruments)社で幹部職を歴任。ウォーターズはキャリアを通じて、半導体製造、製品管理、研究開発、販売、M&A、インベスター・リレーションズ(IR)、情報技術(IT)などに関する専門知識を含む、マネジメントのスキルと能力のさまざまなポートフォリオを開発した。彼は、バーモント大学で工学の理学士号、またノースイースタン大学でコンピューター科学の理学修士号を取得している。

 

 

ブルース・キドゥーは、半導体業界で25年の財務および経営の経験を有し、マキシム・インテグレーテッド(Maxim Integrated)社のCFO、およびブロードコム・コーポレーション(Broadcom Corporation)社のバイスプレジデント 兼 CFO 代理として、上場企業の取締役会と幅広く協力し、変革をもたらすビジネスの変化の推進、革新的な資本構造プログラムの設計、大規模なインバウンドおよびアウトバウンドのM&A機会の評価に従事した。キドゥーは、米国海軍兵学校(United States Naval Academy)で応用科学の理学士号を、またウィリアム・アンド・メアリー大学(College of William and Mary)で経営学修士号を取得している。また、公認管理会計士であり、米国 Institutional Investor 誌の2014年度「ベスト CFO」賞を受賞している。

 

 

さらにアラン・キャンベルは、次のようにコメントした。

 

 

「今、当社にとって非常に興味深い時であり、このような時にグレッグとブルースを取締役会に迎えることを喜ばしく思います。また私は、取締役会を代表して、ヘッジファンドの「スターバリュー(Starboard Value)」のソートリーダーシップ、サポート、そして最近の当社のいくつかの変化との整合性について、彼らに感謝の意を表します。今後も、リーダーシップ・チームが企業の戦略計画を実行する際に、すべてのステークホルダーと協力してリーダーシップ・チームを支援することを非常に楽しみにしています」

 

 

スターバリューのマネージングメンバーであるピーター・フェルド(Peter Feld)氏は以下のコメントを寄せた

 

 

 「ここ数ヶ月にわたってオン・セミコンダクターと協力して議論してきたことに感謝しています。オン・セミコンダクターは卓越した企業であり、成長性と収益性の向上に注力する同社にとって、この新取締役の任命が貴重な専門性をもたらすものと確信しています。と りわけ、ハッサ―ン・エルコーリー(Hassane El-Khoury)がCEOに就任したことは非常に刺激的っであり、彼がオン・セミコンダクターをトップクラスの半導体企業に導くのに十分な立場であると確信しています。株主価値の創出という私たちの共通目標を追求するために、引き続きオン・セミコンダクターの取締役会と緊密に協力していくことを楽しみにしています」

 

■オン・セミコンダクター:www.onsemi.jp

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。