NEXT MOBILITY

MENU

2020年12月9日【IoT】

オムロン、ノキアとローカル5G展開に向け戦略的提携へ

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

オムロンは12月9日、ノキアと戦略的提携を結び、国内ローカル5Gエコシステムである「Nokia ローカル5G テクノロジーパートナーシップ」へ参画すると発表した。

 

同エコシステムは、ノキア、コネクシオ、シャープ、日鉄ソリューションズ、日立国際電気、オムロンの6社が協業し、産業、デバイス、アプリケーション、クラウド、および5Gに関する専門知識を結集して、リモートコントロール、人工知能、オートメーション、ロボティクス、および無人搬送車を含むユースケースに対して、新しい産業固有のソリューションを開発することで、インダストリー 4.0の実現を推進していくもの。

 

製造業においては、熟練技術者不足や多品種少量生産など課題解決に向け、IoTによるデータを活用した生産性向上の取り組みが進んでおり、通信の無線化に対する要求が高まっている。しかし、工場で無線通信を使用するには、人やモノが動くことによる環境変化や、様々な機器から発信されるノイズなどの影響が多く、安定的で信頼性の高い無線品質を確保したソリューションの開発が必要となる。

 

オムロンは今回のローカル5Gエコシステムにおいて、産業用ロボット、モバイルロボットなどの各種ロボット、画像処理機器や環境センサーなどの各種センサーや、それらを制御するコントローラーなどの機器を提供。これまでのファクトリーオートメーションで培った制御技術と製造現場のノウハウや知見を活かした5Gソリューションを検証・開発することで、製造業の課題を解決するとともに、インダストリー4.0実現の推進を目指す。

 

オムロン株式会社 執行役員 兼 インダストリアルオートメーションビジネスカンパニーの福井信二技術開発本部長は次のように述べている。

 

「さらなるモノづくり革新のために、これまで水平分業で発展させてきた技術を垂直統合する必要があり、その中核技術としての『ローカル5Gネットワーク』、ならびに『ローカル5Gを中心としたエコシステム』は不可欠です。当社が保有する豊富な制御機器を5Gに対応していくことに加え、5Gを活用した“モノづくり革新アプリケーション”を実現することで本エコシステムの発展に貢献します。さらに、これらの活動を通じて、日本の製造業の皆様が安心してローカル5Gを導入していただける環境を提供していきます。」

 

【オムロンが提供する製品群】

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。