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2021年7月12日【経済・社会】

ホンダ、中国での四輪車累計販売1,500万台を達成

NEXT MOBILITY編集部

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本田技研工業(ホンダ)は7月12日、中国における四輪車累計販売1,500万台達成およびハイブリッド車(HV)の累計販売50万台達成を発表した。

 

中国における四輪車累計販売1,500万台の記録は、1999年1月の販売開始以来、22年6ヵ月での達成となり、ホンダのグローバル地域別販売として史上最速ペースで到達。またHV累計販売50万台については、2016年の販売開始以来、4年7ヵ月での達成となった。

honda・ホンダ・ロゴ

ホンダは、1998年に中国における四輪事業を開始し、以降、「ACCORD(アコード)」、「CR-V」などのグローバルモデルに加え、「CRIDER(クライダー)」など、同国のニーズを踏まえて開発した専用モデルも提供。2016年には、独自ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD(※1)」をアコードに搭載し、HV販売を開始。その後、このi-MMD搭載車種を拡大し、現在では9車種(※2)のHVを提供している。

 

さらに、今年2月には、ホンダとして中国で初めてとなるプラグインハイブリッドモデル(PHEV)「CR-V PHEV」の販売を開始するなど、電動車のラインアップを一層拡充した。

 

 

 

 

ホンダでは、持続可能な社会の実現に向けて、2050年「カーボンニュートラル」、「交通事故死者ゼロ」という目標を掲げ、特に電動化やICV(※3)進化がいち早く進む中国において、5年以内に、ホンダブランドでEV10車種を投入することを計画。今後も電動化・知能化を一層加速させ、ユーザーに喜ばれる商品・サービスを提供していきたいとしている。

 

※1:Intelligent Multi-Mode Drive(インテリジェント・マルチモード・ドライブ)の略。
※2:2021年7月時点。Acura CDXを含む。
※3:Intelligent Connected Vehicleの略称。

 

 

 

 

[四輪車/HV・累計販売の歩み]

 

・1998年:広州本田汽車有限公司設立(広州ホンダ)。
・1999年:広州ホンダ「ACCORD」の販売を1月より開始。
・2003年:東風本田汽車有限公司設立(東風ホンダ)。
・2004年:東風ホンダ「CR-V」の販売を開始。
・2006年:四輪車の累計販売100万台を達成。
・2016年:ACCORDに「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載、HVの販売を開始。
・2018年:四輪車の累計販売1,000万台を達成。
・2021年:四輪車の累計販売1,500万台/HVの累計販売50万台を達成。

 

 

[中国 年間販売台数推移] (ホンダ調べ)

 

 

 

[中国四輪事業関連 合弁会社概要]

 

<広汽本田汽車>
– 会社名:広汽本田汽車有限公司
– 所在地:広東省 広州市
– 設立:1998年7月
– 事業内容:四輪車の製造販売
– 生産工場:

・黄埔工場<広汽Honda第一工場>
・増城工場<広汽Honda第二工場>
・増城工場<広汽Honda第三工場>
・広州開発区工場<広汽Honda第四工場>

– 生産能力/年:77万台
– 主な販売車種:Accord,Vezel,Breeze,Fit,Crider等

 

<東風本田汽車>
– 会社名:東風本田汽車有限公司
– 所在地:湖北省 武漢市
– 設立:2003年7月
– 事業内容:四輪車の製造販売
– 生産工場:

・第一工場
・第二工場
・第三工場

– 生産能力/年:72万台
– 主な販売車種:XR-V,CR-V,Civic,Inspire,Elysion等

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。