NEXT MOBILITY

MENU

2021年3月30日【新型車】

スバル、北米専用SUVのアウトバック・ウィルダネス発表

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SUBARU・ロゴ

スバル(SUBARU)は、北米専用車となる「Outback Wilderness(アウトバック・ウィルダネス)」を、米国で3月30日(現地時間)に発表した。

 

 

 

 

「アウトバック」は、乗用車とSUVの長所を融合させたスバルのフラッグシップクロスオーバーSUVモデル。2019年に北米市場に投入された現行モデルは、歴代モデルを通じて磨き続けてきた、安心感や快適性、積載性、質感の高い内装といった本質的価値に、最新の技術を組み合わせ、さらなる進化が遂げられたと云う。

 

スバルは、今回初公開された「アウトバック・ウィルダネス」で、その本質的価値はそのままに、アウトドアシーンで頼れる走破性と機能性をさらに強化。タフでラギッド(註:「無骨」等の意)なキャラクターに磨きをかけ、新たな価値を提案するクルマとして北米市場に導入するとしている。

 

 

 

 

アウトバック・ウィルダネスは、パワーユニットに2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンを標準装備。組み合わせるリニアトロニック(*1)は、標準モデルに対し極低速時のトラクション性能を強化されている。

 

 

 

 

また、高剛性ボディにバンプストローク量の大きい専用サスペンションを組み合わせ、日常での快適性を維持しつつ、未舗装路での衝撃吸収や路面追従性も向上。さらに、オールテレーンタイヤの装着で、登坂路等での走破性を強化した。

 

加えて、路面との接触に対する安心感を高めるため、最低地上高を標準モデルの8.7インチから9.5インチまで高めると共に、悪路走行を支援するX-MODEも、DEEP SNOW/MUDモードの対応速度域を広げることで、実用性を向上させている。

 

 

 

 

外装デザインは、アクティブな気持ちを呼び起こさせると共に、車体を保護する役割も兼ね備えたフロント、リヤのバンパーをはじめ、数々の専用アイテムが随所にあしらわれている他、積載力を向上させたルーフレールや、左右両方に装着した牽引フックなど、アクティブシーンでの実用性を高める専用装備も採用。これら機能性を併せ持つ外装部分には、アナダイズドイエローのアクセントカラーが配置されている。

 

また、内装デザインも同色をアクセントに、ブラックとグレーのダークトーンで全体をコーディネート。防水性を備えたシート表皮/後席シートバックなども採用し、アウトドアでも気兼ねなく使える機能性が表現されている。

 

 

 

 

スバルは、2018年発表の中期経営ビジョン「STEP」においてSUVラインアップの強化を掲げ、最大市場である北米で2018年以降、新型3列SUV「アセント」やプラグインハイブリッド車の「クロストレック・ハイブリッド」を新たに発売。今回の「アウトバック・ウィルダネス」の追加により、SUVバリエーションのさらなる拡充を図る。また今後も、主力モデルとなるSUVをスバルらしく進化させ、ラインアップ強化を続けていくとしている。

 

*1:フル電子制御自動無段変速機(CVT)。

 

 

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。