小田急電鉄（本社：東京都新宿区 社長：星野 晃司）は１１月１８日、MaaSアプリ「EMot（エモット）」を活用して丹沢・大山エリアを中心に厚木・伊勢原・秦野市内のお出かけを促進する「あつぎ・いせはら・はだのから始まる丹沢・大山HEALTHY TOURISM」の展開を発表した。期間は、２０２０年１１月２０日（金）から２０２１年２月２８日（日）※まで。
※施策により実施時期が異なる
これは、神奈川県による「地域周遊を促進する新たな観光モデル創出推進事業」として関係自治体や観光団体と連携して実施するもの。２０２０年１１月１０日（火）にバージョンアップしたＭａａＳアプリ「EMot」を活用した電子チケットや限定特典の提供をはじめ、混雑回避に役立つ情報発信やＡＩを活用した周遊プランニングなどにより、ウィズコロナでも密を避けながら安心・快適に、自然豊かな丹沢・大山エリアを観光できる新たな体験価値の提供を目指す。
なお、小田急電鉄では、箱根エリアにおいて観光型MaaSの実証実験に取り組み、その知見を生かしながら以下の施策に取り組んでいくという。
■新たな電子チケットの発売
小田急電鉄が駅等で発売しているお得なきっぷ「丹沢・大山フリーパス」を、「EMot」で「デジタル丹沢・大山フリーパス」として発売し、さらにプラス５００円で「地域消費チケット」がセットになる電子チケットを２，０００枚限定で発売。「地域消費チケット」とは、丹沢・大山フリーパスで乗り降り自由なエリアの飲食店や温泉旅館など約４０施設で利用可能なもので、対象施設ご利用時に専用のQRコードを読み取り有効化することで最大１，０００円分（１回有効）の割引を受けることができる。
「EMot」画面上の地図に「デジタル丹沢・大山フリーパス」の提示優待対象施設や「地域消費チケット」をご利用できる施設が表示され、お出かけ前にはエリア一帯の、お出かけ中には現在地周辺の施設情報を確認でき、よりお得に利用することができる。
■リアルタイム混雑情報や混雑予報の配信
ＡＩカメラを活用して、大山観光の交通結節点となる神奈中バス「伊勢原駅北口」や大山ケーブル「阿夫利神社駅」など計４カ所のリアルタイム混雑状況を、公式Ｗｅｂサイト（https://healthytourism.jp/）にて配信する。サイトは２０２０年１１月２０日公開予定、リアルタイム混雑情報は２０２０年１２月中旬から配信予定だ。
このサイトは、「EMot」から簡単に遷移することができ、複合経路検索機能において提供している小田急線の「混雑予報」とあわせて利用することで、混雑を回避した移動が可能になる。なお、AIカメラを活用したリアルタイム混雑情報の配信は、大日本印刷との連携により実施する。
また、公式Ｗｅｂサイトでは、リアルタイム混雑情報のみならず、各エリアの名所や見どころ、公共交通機関が取り組む感染防止策などについても発信する。
※サイトは２０２０年１１月２０日公開予定、リアルタイム混雑情報は２０２０年１２月中旬から配信予定
■「周遊プランニング」機能の提供
本年８月に発表した小田急電鉄とミックウェアとの連携によるＡＩを活用した新機能「周遊プランニング」が２０２０年１２月中旬から配信予定で、初めてサービス提供される。これは、「観る」「遊ぶ」「味わう」などのジャンル分けされた写真の中から気になるものを選択すると、それらのスポットを巡るための最適な周遊プランとして経路や所要時間を提案するもの。お出かけ前に作成した周遊プランは保存することができ、スポットの追加や並べ替えも可能で、お出かけ前にもお出かけ中にも活用できる。
■EMot（エモット）：https://www.emot.jp