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2022年8月2日【新型車】

スズキ、ワゴンRシリーズ一部仕様変更“カスタムZ”を新設定

NEXT MOBILITY編集部

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スズキは8月2日、軽乗用車「ワゴンR」と「ワゴンR スティングレー」、福祉車両ウィズシリーズ「ワゴンR 昇降シート車」を一部仕様変更すると共に、新たに「ワゴンR カスタムZ」、「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」を設定し、8月30日より発売すると発表した。

 

ワゴンRシリーズ(※1)の月間目標販売台数は、合計6,500台。ワゴンRの価格(税込)は、121万7,700円から。

スズキ自動車・ロゴ

今回の一部仕様変更では、夜間の歩行者も検知する“デュアルカメラブレーキサポート”を全車に標準装備した他、“フロントシートSRSサイドエアバッグ”、“SRSカーテンエアバッグ”、“全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)”および“車線逸脱抑制機能”を一部グレードを除いて(※1)標準装備し、安全機能を充実させた。

 

また、同社のコネクテッドサービス“スズキコネクト”への対応の他、“全方位モニター付ディスプレイオーディオ”を一部グレードを除いて(※1)メーカーオプションとして設定した。

 

ワゴンR HYBRID FX-S(左)とワゴンR スティングレー HYBRID T(右)。 ワゴンR HYBRID FX-S(左)とワゴンR スティングレー HYBRID T(右)。

 

新設定された「ワゴンR カスタムZ」は、エクステリアに専用意匠の“ヘッドランプ”、“フロントグリル”、“フロントバンパー”を採用して精悍な印象とし、アップグレードパッケージやターボ仕様の設定など、充実した装備とした。

 

なお以上の3モデルは、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド(※2)」、国交省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車(※3)」、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車(※3)」に該当している。

 

※1:「ワゴンR FX」、「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」を除く車両。
※2:衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車。略称・サポカー)の内、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される「サポカーS」の区分のひとつ。「サポカーS ワイド」は、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車。
※3:事故防止対策の一環として、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置が一定の性能を有していることを国土交通省に認定された車。

 

ワゴンR カスタムZ HYBRID ZT。 ワゴンR カスタムZ HYBRID ZT。

 

 

[メーカー希望小売価格]

 

■ワゴンR(消費税10%込み)

 

<機種名、エンジン、駆動、変速機、WLTCモード燃料(km/L)、エコカー減税(重量税)、価格(円)>
– FX、0.66L DOHC 吸排気VVT、2WD、5MT、24.8、50%、1,217,700
– FX、0.66L DOHC 吸排気VVT、2WD、CVT、24.4、50%、1,219,900
– FX、0.66L DOHC 吸排気VVT、4WD、5MT、23.0、─、1,340,900
– FX、0.66L DOHC 吸排気VVT、4WD、CVT、23.2、50%、1,343,100

 

– HYBRID FX-S、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、2WD、CVT、25.2、50%、1,386,000
– HYBRID FX-S、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、4WD、CVT、24.2、50%、1,509,200

 

■ワゴンR スティングレー(消費税10%込み)

 

<機種名、エンジン、駆動、変速機、WLTCモード燃料(km/L)、エコカー減税(重量税)、価格(円)>
– HYBRID T、0.66L DOHC 吸排気VVTターボ(マイルドハイブリッド)、2WD、CVT、22.5、─、1,688,500
– HYBRID T、0.66L DOHC 吸排気VVTターボ(マイルドハイブリッド)、4WD、CVT、20.9、─、1,811,700

 

■ワゴンR カスタムZ(消費税10%込み)

 

<機種名、エンジン、駆動、変速機、WLTCモード燃料(km/L)、エコカー減税(重量税)、価格(円)>
– HYBRID ZX、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、2WD、CVT、25.2、50%、1,474,000
– HYBRID ZX、0.66L DOHC 吸排気VVT(マイルドハイブリッド)、4WD、CVT、24.2、50%、1,597,200

 

– HYBRID ZT、0.66L DOHC 吸排気VVTターボ(マイルドハイブリッド)、2WD、CVT、22.5、─、1,633,500
– HYBRID ZT、0.66L DOHC 吸排気VVTターボ(マイルドハイブリッド)、4WD、CVT、20.9、─、1,756,700

 

■福祉車両ウィズシリーズ(消費税非課税)

 

<機種名、エンジン、駆動、変速機、WLTCモード燃料(km/L)、エコカー減税(重量税)、価格(円)>
– ワゴンR 昇降シート車、0.66L DOHC 吸排気VVT、2WD、CVT、─、50%、1,438,000
– ワゴンR 昇降シート車、0.66L DOHC 吸排気VVT、4WD、CVT、─、50%、1,547,000

 

– ワゴンR カスタムZ 昇降シート車、0.66L DOHC 吸排気VVT、2WD、CVT、─、50%、1,579,000
– ワゴンR カスタムZ 昇降シート車、0.66L DOHC 吸排気VVT、4WD、CVT、─、50%、1,688,000

 

*2WDは前輪駆動。
*価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
*環境対応車普及促進税制による自動車重量税の減税措置は2023年4月30日新車届出まで。
*WLTC=Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle 市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。

 

 

[メーカーオプション] (消費税10%込み。昇降シート車は消費税非課税)

 

メーカーオプション名(内容)、設定機種、価格(円)>

CDプレーヤー、ワゴンR FX、11,000

 

アップグレードパッケージ(15インチアルミホイール,メッキドアハンドル,プレミアムUV&IRカットガラス(フロントドア),IRカット機能付フロントガラス,リモート格納ミラー,メッキインサイドドアハンドル,本革巻ステアリングホイール[シルバーステッチ],本革巻シフトノブ[シルバーステッチ],フロント2ツイーター&リヤ2スピーカー)、ワゴンR カスタムZ/HYBRID ZX、66,000

 

全方位モニター用カメラパッケージ(全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ],ヘッドアップディスプレイ,USBソケット,GPSアンテナ,TV用ガラスアンテナ)、ワゴンR HYBRID FX-S/ワゴンR カスタムZ/ワゴンR スティングレー、74,800

 

全方位モニター付ディスプレイオーディオ・スズキコネクト対応通信機(7インチディスプレイオーディオ,全方位モニター用カメラ[フロント/サイド(左右)/バックカメラ],ヘッドアップディスプレイ,USBソケット,GPSアンテナ,ハンズフリーマイク,専用オーディオガーニッシュ[ピアノブラック調],スズキコネクト対応通信機,SOSボタン、ワゴンR HYBRID FX-S/ワゴンR カスタムZ/ワゴンR スティングレー、140,800

 

ピュアホワイトパール塗装、ワゴンR/ワゴンR カスタムZ/ワゴンR スティングレー(ワゴンR 昇降シート車/ワゴンR カスタムZ 昇降シート車)、22,000(20,000)

 

スチールシルバーメタリック塗装/ムーンライトバイオレットパールメタリック塗装、ワゴンR カスタムZ/ワゴンR スティングレー(ワゴンR カスタムZ 昇降シート車)、22,000(20,000)

 

 

[一部仕様変更の主な内容&カスタムZ特長]

 

<安全装備>

・夜間の歩行者も検知する“デュアルカメラブレーキサポート”を全車標準装備。

・“フロントシートSRSサイドエアバッグ”、“SRSカーテンエアバッグ”、“アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能付]”、“車線逸脱抑制機能”を、「ワゴンR FX」、「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」を除き、標準装備とした。

 

<装備の充実>

・“スズキコネクト対応・全方位モニター付ディスプレイオーディオ”を、「ワゴンR FX」、「ワゴンR 昇降シート車」、「ワゴンR カスタムZ 昇降シート車」を除き、メーカーオプションとして設定。

・“オートエアコン”、“キーレスプッシュスタートシステム”、“運転席シートヒーター”を全車標準装備。また、“USB電源ソケット[Type-A/Type-C]”を「ワゴンR FX」を除く全車種に標準装備。

 

<デザイン>

・ワゴンRでは、“フロントグリル”、“フロントバンパー”の意匠を変更。

・ワゴンR カスタムZでは、エクステリアに、ワゴンR カスタムZ専用意匠の“ヘッドランプ”、“フロントグリル”、“フロントバンパー”を採用。インテリアには、ブラックを基調としつつ、“インパネカラーパネル”や“フロントドアアームレスト”に専用のブラウンメタリックの加飾を施すなど、質感を高めた内装に変更。

 

<車体色>

・ワゴンRには、新色の“フォギーブルーパールメタリック”、新設定の“テラコッタピンクメタリック”、“ダスクブルーメタリック”等を採用し、全10色をラインアップ。

・ワゴンR スティングレー、ワゴンR カスタムZには“デニムブルーメタリック”を新設定。ワゴンR スティングレーにて全6色、ワゴンR カスタムZにて全8色をラインアップ。

 

 

■(スズキ)ワゴンR/ワゴンR カスタムZ/ワゴンRスティングレー:https://www.suzuki.co.jp/car/wagonr/

■(スズキ)ワゴンR 昇降シート車:https://www.suzuki.co.jp/car/with/lift_wagonr/

■(スズキ)ワゴンRカスタムZ 昇降シート車:https://www.suzuki.co.jp/car/with/lift_wagonr_custom_z/

■(スズキ)カタログ請求:https://krs.bz/suzuki/m?f=166

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。