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2020年12月12日【経済・社会】

トヨタ、2021年のワンメイクレース暫定スケジュールを発表

NEXT MOBILITY編集部

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TOYOTA-GAZOO-Racing・ロゴ

TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は12月12日、トヨタカーズ・レース・アソシエイション(以下T.R.A.)※を通じて実施しているふたつのワンメイクレース、TGR 86/BRZ Race(以下、86/BRZ Race)並びに、TGR Yaris Cup(以下、Yaris Cup)の2021年シーズン暫定スケジュールを発表した。
※トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.):86/BRZ Race、Yaris Cup を運営している団体

 

TGRは、ワンメイクレースの開催を通して、「クルマを操る」「クルマで走りを楽しむ」といった、クルマ本来の魅力を楽しんでもらう場を提供し続けると共に、日本のモータースポーツ文化の醸成に向けた支援を行なっている。

 

 

 

 

■86/BRZ Race
2013年にシリーズがスタートした86/BRZ Raceは、TOYOTA 86「86 Racing」とSUBARU BRZ「RA Racing」で競うワンメイクレース。2015年シーズンからは、“プロフェッショナルシリーズ”と“クラブマンシリーズ”の2シリーズ制を導入し、2019年シーズンからは、“クラブマンシリーズ”をオープンクラスとエキスパートクラスに分け、スキルに合わせた参加しやすい環境を提供する。

 

“プロフェッショナルシリーズ”では、SUPER GTに現役で参戦するトップドライバーも多数参加し、レースを盛り上げている。“クラブマンシリーズ”には、プロフェッショナル認定ドライバーは参加できず、アマチュアドライバー・ジェントルマンドライバーのみで腕を競い合う。

 

2020年シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3大会が中止になっているが、スケジュール等の見直しや感染防止策を徹底した上で、シーズンを通じて5大会を開催した。エントリーは延べ396台となった。

 

11月には、ピレリスーパー耐久シリーズ2020第4戦もてぎスーパー耐久5Hours Raceの併催にて最終戦を開催し、8シーズン目を無事に終了している。9年目を迎える2021年シーズンは、全国主要7サーキット、全8大会の開催を予定する。

 

 

■Yaris Cup
Yaris Cupは、2000年から始まった日本初のJAF公認ナンバー付き車両によるワンメイクレース「TGR Netz Cup Vitz Race」の21年間の歴史を引き継いで、2021年シーズンより新たな参加型ワンメイクレースとしてスタートする。Yaris Cupでは、モータースポーツに初めてチャレンジする人も安心して参加できるよう、今まで以上にサポート体制を充実させるという。

 

2021年シーズンは、全国を東西2つのシリーズ(東日本・西日本)に分け、主要6サーキットでの開催を予定している。新型Yarisをベースにした「Yaris Cup Car」※が参加車両となる。

 

– 詳細URL:https://www.trd- motorsports.jp/yariscupcar

 

 

■2021年シーズン・暫定スケジュール
<86/BRZ Race>
– 第1戦:3月20日(土)・21日(日) ツインリンクもてぎ

– 第2戦:5月8日(土)・9日(日) 富士スピードウェイ

– 第3戦:6月12日(土)・13日(日)◎ オートポリス

– 第4戦:7月24日(土)・25日(日)◎★ スポーツランドSUGO

– 第5戦:8月28日(土)・29日(日)◎★ 十勝スピードウェイ

– 第6戦:9月18日(土)・19日(日) 鈴鹿サーキット

– 第7戦:10月16日(土)・17日(日)◎★ 岡山国際サーキット

– 第8戦:11月20日(土)・21日(日)★ 富士スピードウェイ
※上記暫定スケジュールは、12月12日(土)時点。「2021 REGULATIONS」発行をもって正式スケジュールする。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、スケジュールが変更になる場合がある。
※◎印は、1大会2レース制開催大会。
※★印は、「TOYOTA GAZOO Racing Yaris Cup」併催大会。

 

<Yaris Cup>
– 第1戦(東日本/西日本):6月5日(土) 富士スピードウェイ
– 第2戦(西日本):6月19日(土)・20日(日) 鈴鹿サーキット
– 第2戦(東日本):7月25日(日)★ スポーツランドSUGO
– 第3戦(西日本):7月31日(土) オートポリス
– 第3戦(東日本):8月29日(日)★ 十勝スピードウェイ
– 第4戦(西日本):9月11日(土)・12日(日) 鈴鹿サーキット
– 第4戦(東日本):10月10日(日) スポーツランドSUGO
– 第5戦(西日本):10月16日(土)★ 岡山国際サーキット
– 第5戦(東日本):11月20日(土)・21日(日)★ 富士スピードウェイ
– 特別戦:開催日・開催サーキット未定
※上記暫定スケジュールは、「2021 REGULATIONS」発行をもって正式スケジュールとする。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況により、スケジュールが変更になる場合がある。
※★印は、「TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race」併催大会。

 

■今後の活動スケジュール
<86/BRZ Race>
2021年1月下旬:暫定レギュレーション発表・年間登録(レーシングパスポート)申請受付開始
2月中旬:86/BRZ Race開幕戦受付開始
<Yaris Cup>
2021年1月下旬:暫定レギュレーション発表
4月上旬:年間登録(レーシングパスポート)申請受付開始
5月上旬:Yaris Cup開幕戦受付

 

■Vitz(Netz Cup Vitz Race 参戦車両<NCP131>)で参加可能な大会について
2021年シーズンより各サーキット主催大会内において、Vitzで参加可能なレースが設定される。各大会暫定スケジュールは下記のとおり。
※12月12日(土)時点

 

– 十勝スピードウェイ(北海道クラブマンカップレース)
5月16日(日)、7月11日(日)8月29日(日)、10月17日(日)
– 富士スピードウェイ(富士チャンピオンレース)
4月11日(日)、5月22日(土)・ 23日(日)、11月20日(土)・21日(日)
– 鈴鹿サーキット (鈴鹿クラブマンレース)
6月19日(土)・20日(日)、9月11日(土)・12日(日)
– スポーツランドSUGO(SUGOチャンピオンカップレース)
8月21日(土)※耐久レース
– ツインリンクもてぎ(もてぎEnjoy耐久レース)
6月26日(土)※耐久レース
– 岡山国際サーキット(OKAYAMAチャレンジカップレース)
5月9日(日)、12月4日(土)
– オートポリス(ゴールドカップレース)
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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。