NEXT MOBILITY

MENU

2022年10月3日【新型車】

トヨタ、カローラシリーズ3車種を一部改良

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

トヨタ自動車は10月3日、カローラとカローラツーリング、カローラスポーツのシリーズ3車種に一部改良を施し、同日発売した。価格(税込)はカローラが199万円から。カローラツーリングが207万円から。そしてカローラスポーツが220万円から。

 

左からカローラツーリング W×B(ハイブリッド車・2WD)。カローラスポーツ G“Z”(ハイブリッド車・2WD)。カローラ W×B(ハイブリッド車・2WD)<オプション装着車>

RZとモリゾウエディションは冬頃から抽選予約受付を開始し、来年年初からの販売に変更する

 

また、TOYOTA GAZOO Racing(トヨタガズーレーシング)は同日、今年6月秋頃からの発売を予定していた「GRカローラ」の日本仕様グレードである“RZ”および、秋頃に抽選予約を受付けて冬頃からの発売を予定していた2シーター限定モデル“モリゾウエディション”について、生産上の事情により、両グレード共に冬頃から抽選予約受付を開始し、来年年初からの販売に変更すると発表した。

トヨタ自動車・ロゴ

1966年の誕生以来、時代のニーズを超える「プラスα」の思想の下、進化と挑戦を重ねてきたカローラは、世界150以上の国と地域で5,000万台以上が販売されたトヨタの世界戦略車。

 

今回の改良では、「ユーザーに寄り添い、進化を続ける」という同車使命を受け継ぎ、カーボンニュートラルや交通事故低減への貢献、より快適で便利なカーライフを提供するを念頭に、「パワートレーン刷新」・「最新の安全機能の導入」・「より進化したコネクティッドサービスの提供」を柱とする、以下の改良が加えられた。

 

カローラ W×B。

カローラ W×B。 カローラ W×B。

 

カローラツーリング G。

カローラ ツーリングG。 カローラツーリング G。

 

カローラスポーツ G“Z”(ハイブリッド車)。

カローラスポーツ G“Z”(ハイブリッド車)。 カローラスポーツ G“Z”(ハイブリッド車)。

 

 

[主な改良内容]

 

(1)パワートレーンの刷新

・ハイブリッド車に、全ての電動モジュールを刷新した「1.8Lハイブリッドシステム」を採用。優れたモーター性能により、素早く軽やかな発進と伸びやかな加速を実現。

・ガソリン車には、優れた燃費性能と走りの楽しさを追求した新エンジン(カローラ&カローラツーリング:1.5Lダイナミックフォースエンジン/カローラスポーツ:2.0Lダイナミックフォースエンジン)を採用。

 

左から「1.8L2ZR-FXE エンジン」、1.5Lダイナミックフォースエンジン、2.0Lダイナミックフォースエンジン。 左から「1.8L2ZR-FXE エンジン」、1.5Lダイナミックフォースエンジン、2.0Lダイナミックフォースエンジン。

 

(2)トヨタセイフティセンス(Toyota Safety Sense)の機能拡大

・「プリクラッシュセーフティ」に“交差点右折時の対向直進車”および“右左折時の対向方向から横断してくる歩行者”を検知する機能を追加。

・運転状況に応じたリスクの先読みを行い、歩行者や自転車、駐車車両に近づきすぎないよう、ドライバーのステアリング・ブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」を追加。

・ソフトウェアのアップデートにより、購入後も最新の運転支援技術を備えた、より安全・安心なクルマへ進化。

 

(3)次世代マルチメディア(ディスプレイオーディオ・T-Connect)搭載

・コネクティッドナビ対応の「8インチ・ディスプレイオーディオ」と「10.5インチ・ディスプレイオーディオPlus(車載ナビ機能付)」を設定。スマホアプリ「アップル・カープレイ(Apple CarPlay)」のワイヤレス利用が可能。

・「車内Wi-Fi(車内Wi-Fiは、T-Connectサービスの有料オプション)」をオプション設定。

 

(4)その他

・「ドライブレコーダー(前方)」と「バックガイドモニター」を標準装備(カローラ&カローラツーリングの“X”グレード、カローラスポーツのG“X”はオプション設定)とした他、「録画機能付バックガイドモニター」をオプション設定(カローラ・カローラツーリングの“X”グレード、カローラ スポーツのG“X”を除く)。

・ヘッドランプやフロントロアグリルなどの外装デザインおよび一部の外板色を変更。

 

[メーカー希望小売価格](消費税込み)

・カローラ:1,990,000円~2,998,000円
・カローラツーリング:2,070,000円~3,048,000円
・カローラスポーツ:2,200,000円~2,890,000円

※価格は一部の地域異る。リサイクル料金が別途必要。

 

■(トヨタ)カローラ:https://toyota.jp/corolla/
 ■(トヨタ)カローラツーリング:https://toyota.jp/corollatouring/
■(トヨタ)カローラスポーツ:https://toyota.jp/corollasport/

■(トヨタ)GRカローラ(販売についての詳細を随時更新):https://toyotagazooracing.com/jp/gr/corolla/

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。