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2020年10月28日【テクノロジー】

ZMPと姫路市、一人乗りロボ「ラクロ」で観光サービス社会実証

NEXT MOBILITY編集部

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ZMP(本社:東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は10月28日、姫路市が行う「大手前通り自動運転モビリティ社会実験」に、一人乗りロボ「RakuRo™(ラクロ)」のロボット提供を行うことを発表した。魅力的な街づくりを進めるうえで、市民サービスとしての利便性を高めるだけでなく、観光地として魅力を高めることを目的とした実証実験を行う。

 

 

一人乗りロボ ラクロは、自動運転の機能と小型パーソナルモビリティをかけ合わせた、新しいパーソナルモビリティだ。自動運転機能を搭載しているため、利用者は事前に登録した目的地をタブレットで選択するだけで周りの人や速度を気にすることなく移動することができる。

 

 

ラクロの特徴は、自律的に走行する自動運転機能もさることながら、周囲とのコミュニケーションを図ることが出来るインターフェースがあげられる。ラクロのフロント部には、周囲に意思表示を行うLEDパネルが搭載され、進行や右左折、停止中など表情でラクロの行動を周りに伝えることが出来る。ロボットに目を搭載し、表情を与えることで人の共存する公道(歩道)環境に溶け込みやすいデザインとした。

 

 

ラクロは、歩道を走ることを想定したコンパクトなボディかつ、操舵は前輪2つのタイヤで行う小回り走行も可能な設計となっている。バッテリーも1時間の充電で約4時間の走行が可能で、空港・テーマパーク・施設内など様々な場所やエリアで活用が可能だ。また、ネットワークに常時接続されていることで、機体の情報や位置、利用者の状態など把握ができ、MaaSサービス、遠隔操作や見守り機能など新しいサービスへの提供も期待されている。

 

 

【実証実験概要】
– 期間:2020年11月2日から2020年11月23日(運休日:9日、16日)
 9:30~12:30 13:30~16:30
 ※天候等の理由により、中止及び開催期間が延びる可能性あり
– 走行区間:姫路駅北駅前広場~家老屋敷跡公園(姫路城南)
– 主催:姫路市
– 実施協力:株式会社ZMP

 

 

​​​​​​​姫路市は近未来技術を積極的に社会生活に取り入れ、経済の発展と社会課題の解決を進めているが、重点施策の1つとして、「くらしを支える都市基盤の整備」を掲げる。歩きたくなるまちなかづくりとして、大手前通りを中心に、中心市街地の活性化を図るため、「ウォーカブル推進計画」を進め、市民及び観光客への魅力ある街づくりを行う。

 

 

ZMPは、ラクロの提供を通して、姫路市のまちづくりをサポートするとともに、同社が掲げる「RoboTown™(ロボタウン)」構想を進めている。

 

 

【姫路市大手前通り自動運転モビリティ社会実験 ウェブサイト】
​​​​​​​https://www.zmp.co.jp/event/himeji-tour

 

 

【一人乗りロボ「ラクロ™」 ウェブサイト】
https://www.zmp.co.jp/products/lrb/rakuro

 

 

【ZMPのライフロボット】

一人乗りロボ「ラクロ」:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/rakuro​​​​​​​
無人宅配ロボ「デリロ」:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliro
無人警備・消毒ロボ「パトロ」:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/patoro

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。