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2021年12月13日【SDGs】

愛三工業、ハイブリッドドローンによる給電を実証

NEXT MOBILITY編集部

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愛三工業は12月13日、豊田市つながる社会実証推進協議会との取り組みの一環として、エンジン発電機と蓄電池を搭載した同社開発ハイブリッドドローンの飛行・給電実証実験を実施したことを発表した。

 

愛知県豊田市は、全域が地震防災対策強化地域に指定され、南海トラフ地震など震度7クラスの災害発生時には、市内山間地域において土砂崩れによる孤立集落発生が想定されている。地震発生と同時に停電するケースも多く、孤立集落における電力供給は課題の一つであった。

 

今回、愛三工業は開発技術を社会課題解決に活かそうと、同協議会の一員として、給電支援の実証実験を行うこととした。実験場所として「豊田市地震被害予測結果報告書」において孤立可能性が高いとされる豊田市稲武地区を選定。遠隔地からドローン飛行を行い、搭載した発電機から家電への給電が可能かを検証した。

 

当日は名倉川上約2kmを約15分間かけて飛行し、被災直後に必要とされる家電製品(充電器、ポット、水汲みポンプ、照明、扇風機など)への給電を実施。現在の仕様では、約10名程度の避難所で使われる丸1日分の電力を供給できる計算となる。

 

なお、災害発生時の被災想定地域におけるドローンを活用した給電の実証実験は国内初(愛三工業調べ)の取り組みとなった。

 

 

 

 

■ハイブリッドドローンの性能
項目:機能・性能
最高速度:15km/h
最大離陸重量:36㎏
最大ペイロード(燃料含む):4kg
対応天候:雨天および風速5m以上等の悪天候時以外
飛行方式:自立飛行/マニュアル(飛行中に切り替え可能)
搭載物(例):DC/ACインバータ(定格700W)
製作会社:愛三工業株式会社

 

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。