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2020年11月25日【イベント】

アリババとJR九州、熊本県阿蘇地域のバーチャル旅行を開催

NEXT MOBILITY編集部

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アリババグループが運営する中国の旅行サービスプラットフォーム「フリギー(Fliggy)」は11月25日、熊本県および九州旅客鉄道(JR九州)と連携し、熊本県・阿蘇地域の観光スポットや観光列車の様子を中国のネットユーザー向けに生中継するバーチャル旅行イベントを、11月23日に共同開催した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束後を見据え、中国人観光客向けに訪日の意欲喚起を図るバーチャル旅行シリーズ「雲遊日本」の第2弾として開催されたイベントは、観光列車を活用した鉄道旅行の魅力をライブ配信。

 

熊本県営業部長兼しあわせ部長の「くまモン」やJR九州キャラクター犬「くろちゃん」等のご当地キャラクターが登場したほか、内牧商店街やヒバリカフェ、門前町にある店舗、阿蘇市観光協会など、各観光施設が協力し、田子山展望台、内牧商店街、ヒバリカフェ、阿蘇神社周辺、宮地駅、阿蘇駅を含めた熊本県の観光スポットで、阿蘇地域の魅力をアピールした。

 

ライブには、開始後1分で累計6万が参加。視聴者から、「阿蘇の自然に感動しました。早く日本に遊びに行きたい~」、「赤牛丼覚えましたよー。次回行く時に必ず食べます。」、「くまモンも阿蘇も大好きと伝えてください。」といった温かいコメントが数多く寄せられるなど、多くの中国ネットユーザーに九州・熊本の魅力が伝えられた。

 

 

 

 

コロナ収束後の旅行者誘客のため、様々な取組を実施

 

これまでもフリギーでは、コロナ禍で打撃を受けた観光業とサービス業の回復に向け、内外の様々なバーチャル旅行イベントを開催。2月の春節大型連休中には、中国8カ所の有名な博物館がアリババのライブ配信サービス「タオバオライブ」を通じて開催したオンラインイベント「雲春遊」で、1,000万人近いユーザーを集めたほか、2月末からはヨーロッパの複数の観光局と協力し、フランスのべルサイユ宮殿やイギリスの大英博物館を含む、ヨーロッパの代表的な観光スポットや歴史のある名所を中国ネットユーザーに紹介した。

 

日本に関しては、10月に「日本バーチャル旅行(雲遊日本)」シリーズ1回目となる京都バーチャル旅行イベントを西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同開催し、京都の嵯峨嵐山の観光スポットを紹介。このイベントは、開始後1分間で累計10万人以上の中国ネットユーザーが視聴したと云う。

 

また11月には、世界最大(※)のネット通販の祭典「天猫ダブルイレブンショッピングフェスティバル」におけるフリギーのプロモーション活動の一環として、「世界各地の代表的なかわいい動物」をテーマに、奈良の人気観光スポットやそこで出会える鹿の様子をライブ配信している。

 

アリババグループは、2018年7月にJR九州と戦略的提携を締結し、また昨年には、熊本県との連携も強化。観光地や物産品をプロモーションするなどし、誘客拡大を図ってきた。

 

アリババ傘下のフリギーは、今後も九州・熊本のプロモーションを行い、新型コロナ収束後の中国からの訪日客拡大に向けた取り組みを進めると共に、日本各地の観光施設やパートナー企業と協力しながら、同様のイベントや施策を引き続き実施していくとしている。

 

 

※アリババ社発表。流通総額ベース。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。