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2022年3月1日【SDGs】

パーク24、東京電力HDとEV充電の実証研究を開始

NEXT MOBILITY編集部

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パーク24・ロゴ

東京電力ホールディングス(以下「東京電力 HD」)とパーク24(以下「パーク24」)は3月1日、電気自動車・プラグインハイブリッド車(以下「EV等」)の充電に関する実証研究を開始した。

 

実証研究においては、東京電力HDが新たに開発した「多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPCO1-0340)」を、パーク24が運営する時間貸駐車場「タイムズ西池袋第14」(東京都豊島区)に導入して実施する。

 

東京電力HDは、EV等の普及に伴う充電インフラ拡充の課題解決に向けて、複数台のEV等を同時に充電する際に合計使用電力を抑制する機能を有する多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPCO1-0340)を開発した。

 

この製品を導入することで、電気設備や電気契約容量の大幅な増加を抑え、投資・運用コストを抑制しながらEV用普通充電器を設置することが可能となる。

 

 

タイムズパーキングを運営するパーク24は、1998年よりEV等の普及を見据え、駐車している間にEV等の充電ができる「パーク&チャージ」サービスを開始。

 

現在では、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」会員限定で提供している。サービス開始以降、利用動向の検証を継続して行うことで、EV等の普及に対応した充電サービスの提供に向けた体制構築を図る。

 

今回、2社が実施する実証研究では、EV等の充電電流を制御し、使用電力の把握や充電サービスの利用実態調査を行う。具体的には、3月1日から3月31日まで、パーク24が運営する「タイムズ西池袋第14」において、東京電力HDが開発した多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPCO1-0340)を6台設置して駐車場の利用者に充電サービスを提供。

 

駐車場内には、その他電気設備として精算機や照明等があるが、EV等の充電時においても、使用電力が電気の契約容量を超えないよう、多台数対応EV普通充電器(JW-EVSE-TPCO1-0340)が充電電流を制御する。

 

東京電力HDは、今回の実証研究を踏まえ、充電器設置に関する課題解決を図り、事業所の構内や商業施設、集合住宅の駐車場、時間貸駐車場等も含めた様々なシーンにおける充電環境の提供を目指す。

 

パーク24は、充電スペースを複数設けることでEVドライバーの利便性向上を図るほか、需給に応じた電力量の見極めと充電器の設置により、中長期目標に掲げる「2025年以降の新規開発タイムズパーキングにEV充電器設置」に向けた充電サービスの環境整備につなげていくとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。