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2019年6月5日【テクノロジー】

チームクロシオ、ロボット深海海底マッピング競技で準優勝

NEXT MOBILITY編集部

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ヤマハ発動機が参画・支援する産学官連携の海底探査チーム「チームクロシオ(Team KUROSHIO)」は、海中ロボット等を用いて、超広域高速海底マッピングの実現を目標とする海底探査技術の国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」において、準優勝(32チーム中)の結果を収めた。

 

チームクロシオは、海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学生産技術研究所、九州工業大学、海上・港湾・航空技術研究所、三井造船、日本海洋事業、KDDI総合研究所、ヤマハ発動機に所属する若手研究者、海洋技術の専門家らが結集したオール・ジャパンチーム。海洋国家の威信を賭けてShell Ocean Discovery XPRIZEにエントリーしている。

 

 

[Shell Ocean Discoveryの概要]

 

<目標>

 

500km2の海底マッピング(解像度:水平5 m、垂直50cm以上)の実現

 

<主なルール>

 

・支援母船を用いない等、海域に人が立ち入らない(海域へのロボットの展開・回収含む)。

 

・機材の持込みは40feetコンテナ1つまで。

 

・調査後48時間以内での海底地形図の作成及び提出。

 

<賞金総額>

 

700万米ドル(約8億円)

 

<コンペティション内容>

 

Shell Ocean Discovery XPRIZEでは下記の2ラウンドで海底マッピング技術を競う。

 

1:Round1 技術評価試験(2018年1月実施)

 

・高速かつ広域での海底探査に必要な11項目の技術に関する評価試験。

 

2:Round2 実海域競技(2018年10-11月開催)

 

・水深4,000mで24時間以内に最低250km2以上の海底マップ構築。

・海底ターゲットの写真撮影(10枚)。

 

 

準優勝したチームクロシオについて、Shell Ocean Discovery XPRIZE財団・事務局長のJyotika Virmani博士は、以下のように話している。

 

「このコンペティションを契機としてチームクロシオが開発した技術は、深海探査における可能性、将来の姿を私たちに垣間見せてくれたと思っています。仕様が異なる複数のロボットを連携運用する技術の独自性、条件や状況の変化に対応する柔軟性やカバー領域の広さは素晴らしいものでした。

 

チームクロシオと3年間を共にしたコンペティション運営スタッフの誰もが、チームの技術レベルの高さに限らず、チームがもつ「文化」からも多くを知り、学んだことを嬉しく思っています。また、コンペティションの成功に貢献してくれたことにもとても感謝しています。」

 

 

また、ヤマハ発動機の進藤祐太(チームクロシオメンバー)氏は、以下のように話している。

 

「オートバイの開発の経験しかなく当初は不安もありましたが、チームの仲間たちに支えられて、共に今回の結果に得られたことは大変嬉しいです。

 

またAUVの開発に携わることができたことも大変貴重な経験となりました。ヤマハ発動機での所属は二輪車開発部門からマリン事業部門に変わったため、今後は海のポテンシャルを活かした事業へ貢献していきたいです。」

 

 

■Shell Ocean Discovery XPRIZE:https://oceandiscovery.xprize.org/

■Team KUROSHIO:https://team-kuroshio.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。