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2018年8月14日【テクノロジー】

電鉄2社、江ノ島の公道で自動運転バスの実証実験

NEXT MOBILITY編集部

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小田急電鉄と小田急グループの江ノ島電鉄は、2018年9月6日(木)から16日(日) まで、神奈川県と連携し、江の島周辺の公道において、自動運転バスの実証実験を実施することを8月14日に発表した。

 

これは、神奈川県が取り組む「ロボット共生社会推進事業」の推進と、小田急グループにおけるバスの自動運転の検証のために実施するもの。

 

 

実証実験では、セーリングワールドカップシリーズ江の島大会の開催にあわせて、一般モニターを募集し、江ノ電バスの運行区間を一部延長し、

 

「江ノ島海岸バス停」~「小田急 ヨットクラブ」間

 

において実験車両を走行させる。

 

また、 実験にはソフトバンク傘下でスマートモビリティ事業を手掛けるSBドライブも協力する。

 

 

小田急電鉄では、2018年3月に代々木上原-登戸間の上下線を2本ずつに増やす複々線を完成させ、これに伴うダイヤ改正により、抜本的な輸送改善を図ってきた。今回の実証実験は、これらの取り組みに加え、さらに快適な移動サービスの実現を目指すものだ。

 

 

同社は、 この件に関し、以下のようなコメントを発表している。

「安全・安心という普遍的な価値を揺るぎない土台としながら、未来テクノロジーを活かし、グループが一体となって『会いたいときに、会いたい人に、会いに行ける』次世代モビリティサービスを創出し、先進的なまちづくりを推進することを目指します」。

 

 

江の島周辺公道 自動運転バスの実証実験 詳細

 

1 、日程   

2018年9月6日(木)~16日(日)

 

※ 一般モニターの試乗は、9月11日(火)~16日(日)

※ 天候・災害等の理由により、中止になる場合あり

 

 

2 、運行ルート

江ノ島海岸バス停⇔ 小田急ヨットクラブ(江の島島内) (約1km)

 

 

3 、運行時間

平日10:00~16:00 往復6本
土日10:00~15:10 片道5本(小田急ヨットクラブ発のみ)

 

4 、内容

一般車両や自転車、歩行者が行き交う環境での自動運転バスの走行検証

および自動運転バスの実用化に向けたサービス面の検証を行う

 

 

5 、実験車両

日野ポンチョをベースにした自動運転車両を用いて、レベル3(※)相当 で走行

 

※レベル3とは、 限定条件の下で、システムが全ての運転タスクを実施し、システムが要請したときのみドライバーが対応するもの

 

 

6 、乗車方法について

自動運転バスへの乗車は、8月14日(火)から事前予約制・先着順にて応募を受け付ける

(募集人数450名程度、無料)

 

 

【Yahoo!乗換案内からの予約】

 

スマートフォンアプリ「Yahoo!乗換案内」において、9月11日(火)~9月16日(日)に 日付指定をして「小田急ヨットクラブ/江ノ電バス自動運転」を目的地に設定すると、ルートが 表示されまる。

「バス予約サイトへ」のボタンをタップし、予約サイトから予約する

 

 

 

【予約サイトから直接予約】

 

下記URLの予約サイトから直接予約

 https://buscatch.jp/dtod/enoshima.php

 

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。