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2020年12月15日【テクノロジー】

ルネサス、室内空気質センサに高湿度・防水対応品を追加

NEXT MOBILITY編集部

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 ルネサス エレクトロニクスは12月15日、室内空気質(IAQ/Indoor Air Quality)センサプラットフォームZMOD4410に、防水・防塵性能規格の〝IP67(防塵性能6級・防水性能7級/IEC規格)〟に対応するIAQセンサを新たにラインアップし、量産を開始したことを発表した。

 

このセンサは、キッチン、浴室、病室など、水や油にさらされやすい高湿度な環境や、埃など汚れやすい環境でも動作することができると謳っている。

 

 同社製品として新たな防水パッケージ版となったZMOD4410は、疎水性と疎油性を兼ね備えた材質により、センサを水や埃から保護する独自の密閉パッケージを使用することで、透湿性と揮発性有機化合物(VOC)の透過性を維持しながら飛沫などの水分や埃のある場所での動作が可能になったという。

 

またZMOD4410は、業界最高クラスの精度および信頼性を併せ持ち、ソフトウェア更新によるアップデートが可能なため、センシングシステムを柔軟に設計することができるという特長もあるとした。ルネサスでは、今回の新型パッケージによりユーザがシステムをカスタマイズできる高い柔軟性と精度を維持しつつ、高価な防水システム無しで、コスト効率良く、防水・防塵のシステムの開発が可能になる製品づくりに努めた。

 

 ルネサスのIoT・インフラ事業本部のセンシングソリューション担当のウーヴェ・ギュンター シニアディレクターは、「飛沫のかかる場所や、水、油、埃に頻繁にさらされる環境でのIAQセンサの使用が増加しており、性能を犠牲にせずセンサを保護するニーズが高まっています。

 

従来は、ハードウェアやファームウェアの追加が必要で、高価になりがちでしたが、新たな防水センサは、性能と防水性をコスト効率よく組み合わせているため、高湿度で過酷な環境下で高精度に動作する、幅広い用途のスマートセンシングデバイスに使用していただけます」と述べている。なお以下は同社が挙げる発表製品の特徴となる。

 

防水パッケージ版ZMOD4410センサの主な特長
IP67対応のZMOD4410センサは、疎水性と疎油性を兼ね備えたパッケージのため、回路基板にコンフォーマルコーティング(薄いポリマーフィルム)を施すだけで防水モジュールを作ることができる。

 

従来のZMOD4410ファミリと同様、ニューラルネットワークによる学習済みファームウェアを活用することによりセンシング性能の向上も可能。新たな防水パッケージ版ZMOD4410は、現在までリリースされているすべてのファームウェアに対応している。

 

ZMOD4410センサプラットフォーム
ルネサス独自のZMODプラットフォームは、ハードウェアの更新なしにファームウェアの更新で機能の更新・アップデートが可能なため、スマートセンシングシステムの設計の自由度も高まるという。

 

例えばVOCの検出や、アプリケーション固有の新機能を実現できるだけでなく、国際的なガイドラインに則ったIAQ測定も可能であり、ユーザは低濃度の総揮発性有機化合物(TVOC)をppm単位で測定することができる。

 

個々のセンサ性能のばらつきが少なく一貫した性能を発揮し、VOCの空中濃度、およびVOC濃度から推定されるCO2(二酸化炭素)濃度を監視することも可能。不具合の原因となるガス物質のシロキサンに対しても高い耐性を有しているため、過酷な用途での使用に高い信頼性を発揮するとしている。

 

 最後に同社では「新たな防水パッケージ版ZMOD4410は、防水性、信頼性、プログラマビリティ、安定性、そしてVOC計測の感度を兼ね備え、スマートHVAC(Heating、Ventilation、Air Conditioning)システム、換気ファン、浴室の照明やスイッチ、ウェアラブル機器など、高湿度環境、飛沫のかかる場所、汚れやすい場所、水に浸かる場所などの多様な環境で使用するIAQデバイスに最適なソリューションです」と製品採用に期待をかけている。

 

ZMOD4410(防水パッケージ版)の詳細な仕様や問合せ等は以下リンクを閲覧されたい。但し情報入手にあたっては閲覧者情報の入力が求められるケースがあることを留意されたい。
ZMOD4410

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。