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2020年9月1日【アフター市場】

日産、後付け踏み間違い加速抑制装置を9/2発売

NEXT MOBILITY編集部

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日産自動車は、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる衝突事故の被害軽減を目的とした、既販車向けの後付け安全装置「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」を、9月2日から全国一斉に発売する。

 

「ノート(E12/*1)」への適用を皮切りに、順次、対象車種を拡大する。

日産・新ロゴ

今回、日産が発売した「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」は、既存のクルマに後付けすることで、ペダルの「踏み間違い」や「踏みすぎ」による急加速を抑制する装置(*2)。

 

前後のバンパーに取り付けた計4つの超音波センサーが、駐車・停車状態からの発進時に、約10km/h以下の車速で、約3m以内に車両前方または後方に壁などの障害物を検知すると、車内の表示機のブザー音でドライバーに注意を喚起。超音波センサーは、スーパーやコンビニンスストアなどの壁面のガラスも検知できると云う。

 

 

 

 

さらに、超音波センサーが進行方向に障害物を検知している状態で、ドライバーがブレーキペダルと間違えて強くアクセルペダルを踏み込んだとシステムが判断すると、「前方・後方加速抑制機能」により、加速を抑制し、同時に車内の表示機にアラートを表示し、ブザー音でドライバーに通知。

 

また、後退時に誤ってアクセルペダルを強く踏み込んで、車速約5km/hを超えた場合にも、「後退時加速抑制機能」により加速を抑制するとともに、車内の表示機にアラートを表示するとともに、ブザー音にてドライバーに知らせる。

 

 

 

 

日産は、ペダルの踏み間違いによるに加速を抑制し、またブレーキを作動することで事故防止をアシストする「踏み間違い衝突防止アシスト」を既に、多くの車両に装備して、販売しているが、「後付け踏み間違い加速抑制アシスト」の提供で、さらに多くのユーザーの安心・安全な運転をサポートし、交通事故の低減に取り組んでいくとしている。

 

 

[商品概要]

 

■主な機能

 

①前方・後方加速抑制機能

 

進行方向の約3m以内にある前方・後方の壁などの障害物を超音波センサーが検知している状態で、ブレーキペダルと間違えてアクセルペダルが強く踏み込まれた場合、加速を抑制すると同時に車内の表示機にアラートを表示し、ブザー音でドライバーに注意喚起を行う。

 

 

 

②後退時加速抑制機能

 

作動対象となる障害物がない状況での後退時に誤ってアクセルペダルを強く踏み込んで、車速約5km/h以上になった場合、加速を抑制すると共に、車内の表示機にアラートを表示し、ブザー音でドライバーに注意喚起を行う。

 

 

 

■メーカー希望小売価格(消費税込み/単位:円)

 

<車種、価格>
– ノート(E12)、73,700円

 

上記価格には取付費が含まれない。車種や仕様により、追加費用(部品代・取付費)が必要な場合がある。装着の可否については、販売店に確認のこと。

*1:一部グレードを除く。
*2:装置は、道路や障害物、天候の状況や車両の状態等により超音波センサーが正常に検知せず、作動しない場合がある。また、ブレーキを作動させて、車両を停止させる装置ではない。

 

 

■(日産)後付け踏み間違い加速抑制アシスト:https://www2.nissan.co.jp/CATALOG/QR/OP/kasoku_yokusei_assist_01.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。