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2020年11月16日【エネルギー】

アルケミックス、大阪府能勢町で稲作農家向けドローン講習会

NEXT MOBILITY編集部

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アルケミックスは11月16日、大阪府能勢町天王地区においてスマート農業の実証実験を実施している「大阪のてっぺん」天王地区スマート農業推進コンソーシアムが、稲作農家向けドローン講習会を開催することを発表した。同コンソーシアムは、令和2年度「スマート農業実証プロジェクト」に採択されている。

 

 

“大阪のてっぺん”と呼ばれる大阪府能勢町の天王地区は、大阪府最北端に位置し、標高約500m、57世帯(うち農家戸数48戸)、耕地面積38.9ha、人口約130人の山に囲まれた小さな集落。主な農産物は米で、地区の農家が協力して稲作に取り組み、農村の良好な景観を保っている。しかし農業従事者の高齢化、後継者不足により、水田の耕作放棄地の拡大が懸念されており、少ない労働力でも天王地区の水田を維持できるよう労働生産性を高める必要がある。

 

 

そこで、同コンソーシアムはドローンで水稲湛水直播栽培(水田に水を張った状態で種もみを播種)と生育管理に取り組んでいく。田植えを行う作業の削減、薬剤や肥料散布の時間の削減、水田の均平測量や生育の違いを可視化することによる生育向上を目指し、コメの収量を5から10%の向上、作業時間を最大75%削減することを目標とする。それらの取り組みにはドローンの操縦技術が不可欠となるため、天王地区の農家様を対象にドローンの技術講習会を開催する。

 

 

このプロジェクトは、スマート農業によって農業を盛り上げ、天王地区が多くの人から注目され、関係人口・交流人口が増加し、集落が活気を取り戻すことを目指している。そしてプロジェクトを通し、同様の課題を抱える全国の中山間地の生産者へ希望を届けたいという。

【ドローン講習会の開催概要】
– 日時:令和2年11月22日(日)午前10時から午後4時まで
– 場所:天王公民館(大阪府豊能郡能勢町天王359)、天王東山フィールド
– 主催:「大阪のてっぺん」天王地区スマート農業推進コンソーシアム
– 講師:株式会社ふるさと創生研究開発機構
– 講習会のスケジュール
 09:30 公民館集合
 10:00 関係者の挨拶
 10:00 ドローン講習会(座学:1.航空法 2.ドローン基礎知識)
 12:00 昼食休憩・天王東山フィールドへ移動
 13:00 ドローン講習会(実技:1.基本操作 2.基礎訓練)
 16:00 天王公民館へ移動し、振り返り・交流
 16:30 解散

 

【「大阪のてっぺん」天王地区スマート農業推進コンソーシアム】
株式会社アルケミックス(代表機関)、棚田米穀、棚田むすびの会、特定非営利活動法人棚田ネットワーク、特定非営利活動法人大阪府民環境会議、能勢町 環境創造部 地域振興課(産業振興係)、大阪府 北部農と緑の総合事務所 農の普及課、天王ナチュラルファーム

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。