NEXT MOBILITY

MENU

2021年3月9日【テクノロジー】

ソニー、産業用大型CMOSイメージセンサーを商品化

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

CMOSイメージセンサー『IMX661』(左:カラー品、右:白黒品)

 

 

ソニーは3月9日、業界最多(ソニー調べ)有効1億2,768万画素のグローバルシャッター機能を搭載した、対角56.73mmの大型CMOSイメージセンサー『IMX661』を商品化すると発表した。

 

昨今、さまざまな産業機器業界において、自動化、省人化を始めとするデジタルトランスフォーメーションのニーズがますます高まっている。これに伴い、幅広い用途においてカメラの活用が加速しており、高い撮像性能を持つCMOSイメージセンサーが求められている。

 

この製品は、産業機器向けとして一般的であるCマウントレンズ対応の1.1型イメージセンサーの約10倍の面積となる3.6型(対角56.73mm)の大型の光学サイズによる多画素化を実現しながら、動体歪みのない撮像を可能にする独自のグローバルシャッター画素技術“Pregius™(プレジウス)”を採用。

 

 

イメージセンサーの光学サイズ(撮像面積)比較、面積比約10倍(1.1型比)

 

 

さらに、Chip on Wafer(チップ オン ウェーハ)プロセス技術を用いた独自のデバイス構造および、独自開発したエンベデッド・クロック方式の高速インターフェース規格“SLVS-EC™(Scalable Low Voltage Signaling with Embedded Clock)”により、全画素読み出しモードにおいて従来比約4倍の出力データレートとなる1億2,768万画素10bit 21.8fpsの高速読み出しを実現している。

 

 

Chip on Waferプロセス技術によるデバイス構造

 

 

これらにより、1回の撮像で動体歪みなく広い視野角を捉えられることによる高効率な撮影や、高解像度撮影による認識精度の向上、高速撮像による高い処理性能を実現している。例えば、高い生産性が求められるディスプレイや電子基板の検査工程において、検査精度の向上および検査時間の短縮が期待されるほか、広域モニタリング、空撮など、産業機器業界のさまざまな用途における課題解決に貢献するという。

 

 

■主な仕様
– 型名:IMX661(カラー/白黒)
– ユニットセルサイズ:3.45μm(H)×3.45μm(V)
– 有効画素数:13,400(H)×9,528(V) 1億2,768万画素
– イメージサイズ:対角 56.73mm(3.6型)
– アクティブエリア:46.2mm(H)×32.9mm(V)
– パッケージ:セラミックLGA
– マイクロレンズ:EPD -100mm (CRA 15.8度)
– 電源電圧:アナログ 3.3V、デジタル 1.2V、インターフェース 1.8V
– 出力:4.7Gbps/lane SLVS-EC 16/8/4レーン、891Mbps/lane SLVS 16レーン
– フレームレート: 14bit: 12.9fps、12bit: 19.6fps、10bit: 21.8fps
– 主な機能:グローバルシャッター、トリガー同期、ROI、階調圧縮、多重露出、短時間露光、画素加算読み出し
※Pregius、SLVS-ECは、ソニー株式会社の商標。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。