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2021年2月18日【テクノロジー】

日産、欧州で新型キャシュカイを発表

NEXT MOBILITY編集部

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日産自動車は2月18日、クロスオーバーSUV新型「キャシュカイ」を2021年夏より、欧州市場に投入すると発表した。

 

2007年にデビューした日産「キャシュカイ」は、欧州市場でCセグメントにおけるクロスオーバーSUVのパイオニア的モデルとして市場を牽引し、同市場で最も売れている日産のモデルとなった。3代目となる新型モデルは、同セグメントに新機軸を打ち出すべく、洗練されたデザイン、快適性、効率的なパワートレインなどの最新技術を採用している。

 

新型「キャシュカイ」は持続的な成長と安定的な収益の確保を目指す事業構造改革「Nissan NEXT」において、欧州市場で重要な役割を担う最新モデルだという。

 

 

 

日産・新ロゴ

 

 

洗練されたエクステリアデザイン
新型「キャシュカイ」は、歴代のデザインを引継ぎながら、引き締まったシャープでモダンなデザインになっている。Vモーショングリルやリアに流れるようにデザインされたフローティングルーフ、そしてシンプルでありながらも、大胆かつ力強い印象を与える、緻密で張りのあるラインなど、日産のグローバルデザインランゲージが活かされている。

 

くっきりとしたショルダーラインと、引き延ばされたホイールベース、そして印象的な20インチのアルミホイールなどによって力強さを表現。また、スリムな形状のLEDヘッドライトは、シャープな印象を与えるだけでなく、走行環境や歩行者の有無に合わせて自動で配光を調節する技術を採用した。

 

サイドのデザインは、フロントからリアにかけて流れる1本の特徴的なキャラクターラインが、力強くスポーティーな印象をもたらします。テールランプは点灯時に立体感のあるデザインとすることで、強い存在感を示す。

 

エクステリアカラーは、11種類のモノトーンと5種類のツートンの計16種類のカラーバリエーションを用意している。

 

 

さらに進化した室内空間
新型「キャシュカイ」の室内空間は、快適で使いやすいだけではなく、同セグメントの新機軸となる高い質感を備えているという。

 

「表現力豊かなデザインを持つ新型『キャシュカイ』は、お客さまの期待にお応えできるモデルです。プレミアムでありながらも実用的であり、多くのお客さまにお選びいただけることでしょう。先進性と使い勝手の良さのレベルをさらに引き上げることで、他の追随を許さないレベルに新型『キャシュカイ』は到達しています。」と、日産デザイン欧州の理事であるマシュー ウィーヴァーは述べた。

 

新型「キャシュカイ」の室内は、いつまでも乗っていたくなるような、心安らぐ空間を目指してデザインされている。新しいシート素材やアンビエント照明によって、乗る人にプレミアムな体験を室内で提供。質感の高い素材や先進の機能、細部の造形に至るまで、あらゆる点で、最先端のデザインと高い実用性を両立させた室内空間を実現する。

 

「デザイン、エンジニアリング、商品企画の各部門は、お客さまのドライビング体験を、より快適で洗練された、そして利便性と満足度が高いものにするため、これまで以上に連携を強化しながら開発を進めてきました。新型『キャシュカイ』は、お客さまとそのご家族やご友人に特別な体験を提供します」と欧州日産の商品企画の理事である、マルコ フィオラヴァンティは述べた。

 

 

 

 

2種類のパワートレインを採用
新型「キャシュカイ」は、新開発の12Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた1.3リッターの直噴ターボエンジンを搭載している。12Vマイルドハイブリッドシステムは、高性能リチウムイオンバッテリーとの組み合わせにより、減速時のエネルギーを回生して走行時に利用することで、燃費の向上とCO2排出量の低減を図る。

 

また、欧州初となるe-POWERも追加投入する予定だ。キャシュカイe-POWERは、高出力が求められる欧州市場のニーズに応えるため、日産が世界で初めて開発した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を発電専用エンジンとして搭載。コンパクトで高出力、そして高い燃焼効率を実現する同エンジンをe-POWERと組み合わせることで、より高効率な電動パワートレインを実現する。

 

 

進化した新しいプラットフォーム
新型「キャシュカイ」は、欧州市場で初めてアライアンスCMF-Cプラットフォームを採用したモデルで、最先端の車体構造とテクノロジーアーキテクチャを具現化している。

 

車体の骨格部分には従来よりも多く軽量素材を採用。最新のプレス技術と溶接技術を用いることで強度を高めると同時に、軽量化も実現している。また樹脂バックドアの採用や、先進的な製造技術を導入することで、現行モデルと比較して60kgの軽量化を実現するだけではなく、車体剛性を41%向上させた。これにより、ワンランク上の走りと安定した乗り心地を実現するとともに、事故時の安全性も格段に向上させている。これらの技術革新により、新型「キャシュカイ」の全体的な性能を引き上げた。

 

CMF-Cのプラットフォームを採用した新型「キャシュカイ」は、前後のサスペンションに改良を施した。フロントサスペンションにはマクファーソンストラット式を採用。リアサスペンションには、2WDモデルはトーションビーム式、20インチのホイールを装着する4WDモデルはマルチリンク式を採用した。

 

また、パワーステアリングも改良し、ハンドル操作時の応答性と中立付近の安定感を向上させている。

 

 

 

コネクテッド技術
新型「キャシュカイ」は、ユーザーのスマートフォンとのスムーズに連携し、最大7台のデバイスとの接続を可能とする車載WiFi、車両の状態をモニタリングする専用アプリNissanConnect Servicesなど、先進的なインフォテインメントシステムを搭載している。

 

ステアリングのダイヤルスイッチで操作する12.3インチのマルチインフォメーションスクリーンは、ナビゲーション、エンターテインメント、交通情報、車両情報などの表示レイアウトを自由に選択できる。また、マルチインフォメーションスクリーンの背景には、日本の切り子ガラスをモチーフにしたデザインを採用し、日本のDNAを表現している。

 

新しい10.8インチのヘッドアップディスプレイ(HUD)は、ナビゲーションルート、運転支援情報や道路情報などをフロントガラスに映し出すことで、ドライバーが運転に集中できるよう工夫されている。

 

高解像度9インチのNissanConnectディスプレイ画面には、ナビゲーション、エンターテイメント、車両設定機能が搭載されており、Android AutoとApple CarPlayの両方に対応している。また、GoogleアシスタントやAmazon Alexaといった自宅とクルマをシームレスに繋ぐ機能にも対応している。

 

 

向上した安全性
新型「キャシュカイ」には、様々な状況においてドライバーをサポートする安全運転支援機能が搭載されている。プロパイロット(ナビリンク機能付)は、高速道路での同一車線内での加減速をサポートすることで、運転中の疲労やストレスを軽減する。ProPILOTと同様の直感的な操作を可能とし、ナビゲーションデータを利用することで、急なカーブや高速道路の出口などにおいて車速を自動調整し、スムーズな運転をサポートする。

 

 

– 新型「キャシュカイ」についての詳細
https://europe.nissannews.com/en-GB/releases/all-new-nissan-qashqai

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。