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2022年9月30日【MaaS】

エリア定額乗り放題のmobi、香川・琴平町でも始動

坂上 賢治

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暮らしやすい・快適に観光できるの両輪で地域経済活性化を目指す

 

WILLERとKDDIが展開するCommunity Mobility( コミュニティ モビリティ )株式会社( 本社:東京都目黒区、代表取締役社長:村瀨茂高 )は9月30日、香川県・琴平町エリアで来たる10月1日よりAIシェアリングによる小型バス車両の運行を開始すると発表した。( 坂上 賢治 )

 

 

当地に於ける具体的な運営体制は、琴平バスグループのタクシー会社コトバスMX( 本社:香川県仲多度郡まんのう町、社長:西川晋平 )と連携( 道路運送法21条の許可のもと行う/乗合運送許可期限は2023年9月14日まで )。人とまちが繋がりコミュニティが生まれる「コミュニティ モビリティ」をコンセプトとしたAIシェアリングモビリティサービス〝 mobi 〟 を、琴平町で始動させるというもの。

 

mobiは、地域に住み・活動する人々のための身近な移動行動をこれまでの徒歩や自転車、マイカーのちょいのりに代わる新しいスタイルとして提案する「共有交通」の姿を指している。

 

利用者は、行きたい目的地の乗降ポイントの変更・追加をリクエストでき、個々の地域に適した自分たちのための利便性が高いサービスに仕立てていく事が出来る。

 

運行にあたっては、町・地域の人達が毎月定額を出し合う事で、運転手付きの車を複数台共有する感覚で利用していく。

 

定額料金で利活用出来る事から経済的なストレスが小さく、子供の習い事や塾への送迎、高齢者の買い物や通院、趣味の会などでの外出など、家族単位で自由に自分らしく移動出来る。

 

同サービス展開は東京・渋谷を筆頭に着実に拡大しているが、今回の琴平町ではこんぴら参りに訪れる個人旅行者が多い事から、観光地の回遊や旅館の送迎などもmobiが担う事で、観光にも役立つインフラの一環としての役割も担う。

 

 

サービスのポイントは以下の通り

(1)アプリや電話で簡単に呼ぶ出し、AIルートで最適な相乗り運行を可能にする。
(2)家族で利用出来る料金設定の他、観光利用の1日間1,000円乗り放題プランを設定。

(3)利便性を高めるため乗降場所の追加・変更リクエストが可能。

 

<サービス内容>
・サービス提供エリア:琴平町エリア( 琴平町全域 )
・サービス提供期間:2022年10月1日~2023年9月14日
・サービス提供時間:7:00~22:00
・車両:お客様8名乗車可のワンボックス車両と3名乗車可の車両
・料金体系:
A) 定額乗り放題プラン( 30日毎に更新 )
 1人目5,000円/30日
 同居家族は6人まで登録可能で、1人あたり500円/30日
 ( 家族3人での利用の場合、合計6,000円、一人当たり2,000円 )
B) 1日乗り放題プラン( mobiで初登場 )
 1人目1,000円/1日
 同居家族は6人まで登録可能で、1人あたり500円/1日
 ・利用方法:アプリまたは電話( mobiカスタマーセンター:050-2018-0107、営業時間:平日9:00~19:00/土日祝10:00~19:00 )
 ・決済方法:クレジットカード、銀行振込( 定額乗り放題プランのみ )

 

 

<アプリ>
以下よりアプリをダウンロード。
iPhone:https://apps.apple.com/jp/app/willers-maas/id1471754821
android:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.willer.maasapp

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。