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2021年4月25日【イベント】

TGR、2021年スーパーフォーミュラ・ライツ第2戦の参戦結果

NEXT MOBILITY編集部

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TOYOTA GAZOO Racing(以下「TGR」)は4月25日、「全国スーパーフォーミュラ・ライツ選手権」の第2大会(第4,5,6戦)の結果を発表した。

TOYOTA-GAZOO-Racing・ロゴ

スーパーフォーミュラ・ライツの第2大会(第4戦、第5戦、第6戦)は、4月23日(金)から25日(日)にかけて、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 

今季の同シリーズにはTGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)支援ドライバーとして小高一斗と平良響がシリーズエントリーしているが、開幕戦に続き、今大会も小高は代役としてスーパーフォーミュラに出場するため、この小高に代わり、スーパーフォーミュラ・ライツの1号車はTGR-DC レーシングスクールの支援ドライバーとして今季FIA-F4にフル参戦する野中誠太がドライブした。

 

TGR-DCドライバーの平良 響(TOM’S)が第6戦で3位に入り、初の表彰台を獲得。TGR-DC RS支援ドライバーの野中 誠太(TOM’S)は第4戦で3位に入り、第2戦に続き2度目の表彰台獲得となった。

 

 

Kuo カローラ中京 TOM’S 320 #37

TGR-DCドライバーの平良 響(TOM’S #37)

 

 

予選

 

23日(金)午後4時45分より30分間の予選が行われた。このセッションのベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦のスターティンググリッドが決定される。各車セッション開始と共にコースインし、5,6周ほどの走行で1度目のアタックを行ってピットへ戻ってきた。この時点で野中が5番手、平良は6番手。タイヤ交換とセッティングの調整を行い、セッション後半に再アタック。ここでは野中が大きくタイムを伸ばし、2番手タイムをマーク。第4戦で自身初の最前列グリッドを獲得した。野中はその後タイムが伸びず、第5戦は7番手となった。平良もこの後半アタックでタイムを更新したが、第4戦は5番手、第5戦は4番手からのスタートとなった。

 

 

第4戦決勝

 

24日(土)、この日最後のレースとなるスーパーフォーミュラ・ライツの第4戦は、午後5時に、気温18度、路面温度30度というコンディションで決勝レース(12周)のスタートが切られた。

 

初の最前列グリッドにつけた2番手の野中はスタートでやや出遅れ、アウトからライバルにかわされて3位に後退。平良は好ダッシュを決め前の車両に並びかけたが、抜くまでには到らず5位をキープ。

 

3位の野中は7周目にデグナーカーブでコースオフ。4位へとひとつ順位を落とした。その後、首位争いの車両が最終周に接触し1台がストップしたことで3位へと上がり、今季2度目の表彰台を獲得した。

 

平良は酷いオーバーステア症状に苦しみながらの走行となり、終盤ライバル1台にかわされたが、上位のストップにより5位フィニッシュとなった。

 

 

第5戦決勝

 

25日(日)午前9時55分、気温18度、路面温度27度のコンディションで第5戦(12周)がスタート。4番手グリッドの平良が好スタートを決め、3位へと浮上。7番手グリッドの野中も、前の車両が出遅れたのを一気にかわし、5位へと順位を上げた。

 

その後は3位の平良、5位の野中共に、後続からの僅差の追撃を凌ぐ展開に。平良は初表彰台へ向け懸命な走行を続けたが、残り2周となったストレートで並ばれ、1コーナーで惜しくもかわされて4位へとポジションダウン。そのまま4位でチェッカーを受け、初表彰台獲得はならず。野中は終盤には後続との差を広げてポジションを守り切り、5位でフィニッシュした。

 

 

第6戦決勝

 

第5戦のあと、スーパーフォーミュラの決勝レースを経て午後4時35分より、第6戦の決勝レース(17周)が行われた。

 

スタートでは最前列グリッドの2台が競り合う間に3番手グリッドの野中が追いつくが、抜くまでには到らず。その後では5番手グリッドの平良が好スタートで4位へと上げると、そのまま3位の野中にピタリとつけ、スプーンコーナー進入でかわして3位へと浮上した。

 

野中はシケイン進入でもライバルの先行を許し、5位へと後退。3位に浮上した平良は、2位の車両との差を1秒ほどに保って追走。終盤5周ほどになると好ペースで1秒以内まで差を詰めたが、逆転はならず。それでも平良は3位でチェッカーを受け、今季スーパーフォーミュラ・ライツにステップアップして初めてとなる表彰台を獲得した。

 

野中は前半ペースが伸びず、7位まで後退。その後は前車に離されずポイント圏内への復帰を目指したが、惜しくも届かず7位でフィニッシュした。

 

 

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第4戦 結果表

 

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第5戦 結果表

 

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第6戦 結果表

 

ドライバーズポイント

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。