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2021年12月16日【CASE】

ADK、都心の混雑回避と集客の両立を実証

NEXT MOBILITY編集部

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ADKマーケティング・ソリューションズ(以下「ADK MS」)は12月16日、経済産業省近畿経済産業局が実施する「地域新MaaS創出推進事業」のプロジェクトとして、MaaS社会実装に向けた消費者の行動変容に関する実証実験を実施すると発表した。

 

実証実験では、オフピーク時間での特典付与による、来訪ピークシフトを促すと同時に、ターミナル駅周辺の行動範囲の分散を図るため、交通費やマイクロモビリティの無料サービスによるモーダルシフトを促進する施策を実施することで、集客回復と混雑や密集回避の最適化に向けた検証を行う。

 

ADK MSは、業種を超えた取り組みを通じて、都市部における混雑を回避した集客手法を構築し、地域経済の活性化に繋げていくとしている。

ADK MSは、2021年11月に大阪商工会議所MaaS社会実装推進フォーラム内に設置された「異業種連携による生活者行動データ共同取得実証実験WG」とともに、大阪市梅田の商業施設における、専用アプリを通じて取得した行動データをもとに、生活者の態度変容を明らかにする実証実験を実施した。

 

この実証実験で明らかとなった生活者態度変容のデータをもとに、今回、地域・業種を拡大し、商業施設やアパレルショップの協力を得て、アフターコロナを見据えた都市中心部の混雑回避と集客の両立を目指した“街歩き”実証実験を実施する。

 

 

■実証実験詳細
「大阪は、おしゃれしてゆったり歩くといいことがある!」をテーマに、大阪府大阪市(梅田地区および京橋地区)ターミナル駅周辺の商業施設やアパレルショップにおいて、施設の買い物ピーク時間を避けて来店した人への特典の付与を行うキャンペーンを第1弾として実施。第2弾はアパレルEC商品の店頭受け取り及び取り置きのシステムを活用し、事前から来店を予定する人に対して、シェアサイクルの利用券や鉄道無料券の配布を行うことで、混雑の回避とコロナ禍で低下したリアル店舗での集客の回復を目指す。
実施期間:2021年12月17日(金)~2022年1月31日(月)

 

<実施体制>
代表団体:大阪商工会議所、ADKマーケティング・ソリューションズ
参加団体:アーバンリサーチ、エイチ・ツー・オー リテイリング、大阪ガス、大阪市高速電気軌道、京阪ホールディングス、シグマクシス、竹中工務店、ドコモ・バイクシェア、阪急阪神不動産、りそな銀行、Luup
協力自治体:大阪府、大阪市

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。