NEXT MOBILITY

MENU

2019年1月18日【経済・社会】

日産、三菱自との蘭・折半出資会社に係る調査結果を発表

NEXT MOBILITY編集部

ルノー・日産自動車・三菱自動車・ロゴ

 

日産自動車は、1月18日、三菱自動車(MMC)とのNissan-Mitsubishi B.V.(NMBV)における日産の元代表取締役会長のカルロス ゴーン氏による不正行為に係る共同調査の結果、ゴーン氏がNMBVから不正に金銭の支払を受けていたことを確認した、と発表した。

 

NMBVは、日産とMMCの協業によるシナジー創出の促進を目的としたオランダ法人として、両社の折半出資で2017年6月に設立。ゴーン氏は、このNMBVの取締役として就任していた。

 

日産の発表によると、今回の共同調査で、ゴーン氏が独自にNMBVと雇用契約を締結していたことが判明。雇用契約に基づく報酬とされるものを含め、2018年4月から11月の期間に、NMBVの資金から総額782万2,206.12ユーロ(Tax含む)の金銭の支払いを受けていたと云う。

 

また本来、NMBVの取締役に係る報酬の決定や報酬を定めた雇用契約の締結は、同社の取締役会の決議が必要となるが、ゴーン氏は、同社の他の取締役(日産取締役社長の西川廣人 氏、MMC取締役会長CEOの益子修 氏)との協議を経ずに雇用契約を締結。不正に上記金銭の支払いを受けていたとしている。

 

更に今回の調査を通じて、2016年6月の日産とMMCの提携発表直後から、ゴーン氏と日産の元代表取締役グレッグ ケリー氏らが、開示することなくゴーン氏に対する報酬を支払うため、日産とMMCの折半出資による非連結会社の設立の可能性を検討していたことも確認。なお、NMBV取締役の西川氏および益子氏は、同社からの報酬等の支払いを、受けていないと云う。

 

日産は、不正に支払われた上記金銭の返還をゴーン氏に求めるべく、今後検討していくとしている。

CLOSE

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。