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2019年3月4日【環境/エネルギー】

昭和シェル、海月研究所らとコラーゲン・ムチン供給の共同事業

NEXT MOBILITY編集部

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昭和シェル石油は、海月研究所(※1)および丸和油脂(※2)と、クラゲの採取およびコラーゲンやムチンなどの化粧品・医療品・食料品の原料成分の生産・販売に関する共同事業化を合意し、また、海月研究所に対して出資(出資比率51.72%)を行った。

 

 

事業は、昭和シェル石油が昨年9月に発表した海月研究所とのクラゲコラーゲン・ムチン供給の事業化検討(※3)を踏まえ、今後、昭和シェル石油グループの発電所を原料となるクラゲの供給元として活用し、丸和油脂の工場内の製造設備で、海月研究所の所有する技術をもとに化粧品・医療品・食料品等の原料となるクラゲコラーゲンおよびムチンの生産を行うというもの。

 

 

クラゲコラーゲン(海月研究所HPより)

クラゲコラーゲン(海月研究所HPより)

 

 

クラゲから得られるコラーゲンは、他生物からのコラーゲンにはない(※4)特性を有し、化粧品や人工皮膚の材料として、世界中の化粧品原料メーカーや食品関連企業が注目。

 

また、クラゲ由来のムチン(※5)は、ムチンの中で唯一構造同定されたものであり、変形性関節症治療薬やドライアイ治療薬など医療品としての活用が期待されていると云う。

 

昭和シェル石油は、クラゲの大量発生は、海水を利用する工場を所有する事業者や漁業事業者の間でも課題となっており、今回の事業を通じ、迷惑なものとして扱われていたクラゲを有効利用することで、社会問題の解決に寄与するとともに新たな価値を創造していくとしている。

 

 

※1)海月研究所:理化学研究所発のベンチャー企業として2009年に設立され、エチゼンクラゲやミズクラゲなどの生物からコラーゲンやムチンといった生物に必要な有効成分を抽出する技術およびその特許を所有。クラゲコラーゲンを添加した美容液なども販売している。現在、国内の大学などと様々な分野での共同研究を進めている。

 

※2)丸和油脂:マーガリンメーカーとしてスタートし、永年培った技術をベースに、種々の開発やアイデアに加え、独創的な製品をつくりだす企業として発展。現在、マーガリン類の製造・販売に加えて、マヨネーズ類・ドレッシング類の製造・販売、および精製油脂の製造・販売を手がけている。

 

※3:http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2018/0904.html

 

※4:クラゲから採取されたコラーゲンは、主にⅡ型、Ⅳ型、Ⅴ型と呼ばれており、現在大量に生産されているⅠ型とは違った特性を持ち、人獣共通感染症のリスクがないと言われている。また、他種由来コラーゲンよりも生体親和性や安全性が高く、上皮系細胞の増殖を活性化させる効果があることが確認されていることから、化粧品や人工皮膚の材料として注目されている。

 

※5:クラゲから採取されたムチンは、現行の変形性関節症治療薬に添加することにより軟骨の修復が促進されることが確認されており、その他にドライアイ治療薬としての効果が期待されている。

 

 

■海月研究所:https://www.jfish-lab.com
■丸和油脂:http://www.maruwayushi.com/index.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。