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2021年3月17日【CASE】

NEXCO中、W連結トラック駐車場予約システム実証を実施

NEXT MOBILITY編集部

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タイムズ24は3月17日、中日本高速道路(以下「NEXCO中日本」)が2021年4月1日(木)より実施する、「ダブル連結トラック駐車場予約システム実証実験」に駐車場予約システム(以下「システム」)を提供することを発表した。

 

物流分野における労働力不足などを背景として、省力化・効率化を推進するため、国土交通省は2019年1月、高速道路における特殊車両通行の許可基準を緩和し、1台で通常の大型トラック2台分の輸送ができるダブル連結トラックによる高速道路を活用した輸送を可能にしている。

 

これを受け、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)にはダブル連結トラックに対応した駐車スペースの整備が進められているが、当該スペースにダブル連結トラック以外の車両が駐車するなどの事態が発生し、運行計画で休憩を予定していたSA・PAに駐車できず、輸送効率の低下や交通安全上の課題が生じている。

 

この課題を解消するため、NEXCO中日本は浜松いなさIC路外駐車場、足柄SA(上り)で「ダブル連結トラック駐車場予約システム実証実験」を実施する。この実証実験は、インターネットでの事前予約により専用駐車マスを確実に確保できるようにするもので、タイムズ24はETC2.0を活用したシステムの提供と運営支援を行う。

 

2019年4月にオープンした東名高速道路の豊橋PA(下り)においても、NEXCO中日本が「駐車場予約システム社会実験」を実施しており、タイムズ24はトラック専用のシステムを提供している。豊橋PAにおける社会実験の開始以降、登録社数・車載器登録台数は増加しており、予約数も順調に推移しているという。

 

高速道路におけるトラックを対象としたシステム提供は今回が2例目となる。タイムズ24は、ダブル連結トラックを予約対象としたこの実証実験を通じて、ドライバーの新たな要望を把握し、システムのさらなる利便性向上につなげていきたいとしている。

 

 

■実証実験の概要
1.実施期間
2021年4月1日(木)0時~ ※当面、無料実験とし、今後の運用状況を見ながら有料実験も検討。
2.対象車両
長さ21mを超えるフルトレーラ連結車(ダブル連結トラック)
3.予約システム利用の流れ
事前に会員登録をし、利用する2週間前〜3時間前にインターネットから予約を行う。現地では入口ゲートまたは予約マスに進入すると、ETC2.0で予約車両を判別する。

 

4.対象駐車マス数
・浜松いなさIC路外駐車場:30台
・足柄SA(上り):1台
5.モニター応募方法
http://times-info.net/reserve/truck/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。