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2020年10月23日【自動車部品】

パナソニックのビルトインカーナビ、スバル新車種で採用

NEXT MOBILITY編集部

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パナソニック・ロゴ

 

パナソニック社内カンパニーのオートモーティブ社(本社:神奈川県横浜市、社長:楠見 雄規)は10月23日、新たに開発したカーナビゲーションシステムがスバル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:中村知美)の車種専用ビルトインナビとして採用され同月から順次発売されることを発表した。

 

スバルの新型「レヴォーグ」には画面サイズ9V型が、新型「インプレッサ」「SUBARU XV」「フォレスター」には8V型が、それぞれ車種専用ビルトインナビのディーラーオプションとして採用された。
車種専用の開発で車両との統一感あるデザインを実現、ドライブレコーダー、ブルーレイディスク、地デジ等の映像を高精細なHD画質で再生する(※1)。
※1 走行中は映像を表示できない。

 

本製品の主な特長は、以下の通り。

 

1. プラットフォームの刷新でHD地図描画とユーザーインターフェースの進化を実現

 

高性能半導体チップを搭載したカーナビゲーション専用プラットフォームを開発し、ナビゲーションの基本的な性能や操作性を向上させた。HD描画の新地図は、わかりやすいアニメーション表示の案内図や、フレキシブルな画面レイアウトで、スムーズで心地よい操作を提供する。
ユーザーインターフェースの進化では、直感的な操作をスマートフォン感覚で行える高速レスポンス、電源ONからの立ち上がりに必要な時間を大幅に短縮している。

 

2. 先進的なコックピットに調和する車種専用大画面モデル

 

車種専用モデルならではの、車両との統一感を高めたシャープな本体デザインを実現。電源OFF時には車内の照明やインテリアに調和してボタン表示が完全に消える静電ブラックアウトボタンを採用し、低反射のHDディスプレイで黒が引き立つ美しいフォルムだ。空気層を無くしたボンディング加工ディスプレイの採用で、外光下でも低反射で視認性が高く、見やすく操作がしやすい大画面ナビを実現した。

 

3. ブルーレイ、ドライブレコーダー連携の映像も高精細HD画質で再生

 

9V型、8V型の大画面でブルーレイディスクの再生ができ、ブルーレイの高精細な映像を車内で楽しむことができる。また、車両の前後方を録画できる専用ドライブレコーダーをオプションとして準備し、ナビ画面でドライブレコーダーの操作が簡単にできるのは連携モデルならでは。録画した映像はナビで再生し、HD画質の鮮明な映像で確認することができる。また、オプションのリヤビューカメラで後方の映像を録画し、あおり運転への対策にも活用できる。

 

4. その他の特長

 

・自車位置の精度を向上
新アルゴリズムの採用で、自車位置の精度を大幅に向上させた。高速走行でも滑らかに自車位置を表示するほか、自車位置の正確な測位が困難な駐車場などでも、位置ズレを解消した。さらに道路の高さ情報を活用して、高速道路と一般道、一般道の立体交差道路などの高架道路と並走する道路の判定の精度を向上した。

 

・スマートフォンで地図情報を手軽に更新
ナビの地図データを更新する場合、従来モデルではパソコンを使用して地図データの更新を行わなければならなかったが、スマートフォンを用いてWi-Fi通信でナビに新しい地図データをダウンロードが可能となった。

 

・アプリ無しで音声認識による目的地設定が可能
従来モデルは専用アプリのインストールが必要であったが、ナビとスマートフォンをWi-Fi通信で接続し、アプリを介さず音声認識で目的地設定が可能となった。

 

・ハイレゾ音源再生に対応
192 kHz/24 bitのハイレゾ音源(WAV/FLAC)の高音質をそのままに、車種専用のチューニングで提供。ハイレゾに対応した高音質な「音の匠スピーカー」を用意している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。