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2021年9月28日【企業・経営】

愛知製鋼、リヤアクスルシャフトの新冷間押出しライン稼働

NEXT MOBILITY編集部

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写真左:冷間押出しライン(全容)/右上:竣工式の様子/右下:AI とロボットの活用で完全自動化。

 

愛知製鋼は9月28日、自動車の駆動伝達部品の一つであるリヤアスクルシャフト(※1)を生産する新冷間押出し(※2)ラインの竣工式を同日執行し、稼働を開始したと発表した。

愛知製鋼・ロゴ

新たな新冷間押出しラインは、安全に作業ができるモノづくりの現場や、省スペースでの高い生産性、それに伴うCO2排出量低減や廃棄物ゼロ化による環境負荷低減を実現する、シンプルでスリムなものになっていると云う。

 

<新ラインの改善点>

 

【生産性】

・バッチ処理から1製品ごとの連続した表面処理とし、リードタイムを大幅短縮。
・重厚長大な設備から、製品を一個ずつ流す省スペースな設備への変更により、20%の生産能力向上かつ、13%のCO2削減。

 

【安全性】

・一部手動で行っていた作業を、AI画像認識やロボットの活用により完全自動化。
・機内で実施していた金型交換作業を、機外で実施できるよう改善することにより、やりにくい作業を無くし、安全性を向上。

 

【環境】

・従来の潤滑技術(ボンデ処理)を刷新した新技術「一液潤滑(※3)」により、産業廃棄物の処理を無くす。

 

愛知製鋼は、電動車の普及拡大によりエンジン部品の減少が見込まれる一方で、リヤアクスルシャフト等、駆動系部品に関しては、引き続きグローバルや国内物流業界で普及が進む大型電動車等への需要が見込まれるとして、今後も一層の安定品質・安定供給を図ると共に、地球環境に配慮したモノづくりで社会に貢献していきたいとしている。

 

 

写真左:ラダーフレーム/右:リヤ部分(上)とリヤアクスルシャフト(下)。

写真左:ラダーフレーム/右:リヤ部分(上)とリヤアクスルシャフト(下)。

 

 

※1:ディファレンシャルギヤ(自動車の左右の車輪に回転差を与えてスムーズに曲がることができるようにする部品)から駆動力を後輪に伝える部品。トヨタ自動車の新型ランドクルーザー(8月2日発売)をはじめとした大型SUV、ハイエースなどのミニバン等、グローバルで需要の高い車種に搭載。

※2:常温で材料(鋼材)を押し出して成形する技術。熱間鍛造よりも高精度な成形が可能。
※3:材料を化学的に反応させる従来のボンデ処理に比べ、材料に塗布するだけで素早く優れた潤滑処理を行える技術。使用後の潤滑液は産業廃棄物処理が不要で環境にも優しい。

 

 

[設備概要]

 

– 名称:リヤアクスルシャフト冷間押出しライン
– 設置場所:愛知製鋼鍛造工場内(東海市新宝町)
– 構成:冷間押出しプレス、ショットブラスト、冷間前潤滑装置、超音波探傷機。

– 生産能力:8万4千個/月
– 投資額:5億3千万円

 

 

※タイトル写真:左:冷間押出しライン(全容)/右上:竣工式の様子/右下:AI とロボットの活用で完全自動化。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。