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2020年10月7日【自動車部品】

日立AMS、SUV等向け新自動パーキングブレーキを上市

NEXT MOBILITY編集部

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日立オートモティブシステムズ(日立AMS)は、ピックアップトラックやバン、SUV、小型商用車向けを中心に、過酷な使用にも耐え得るよう設計した新しい自動パーキングブレーキを上市した。

 

新製品は、既に複数自動車メーカーでの導入が決定しており、9月には欧州、10月には北米において新車搭載されている。

日立オートモティブシステムズ・ロゴ

現在、自動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの世界市場で25%を超える割合を占め、今後、更なる需要増が見込まれていると云う。

 

日立AMSは、定格車両総重量が3.5トン以下のピックアップトラック、バン、SUV、小型商用車に適した、新しい自動パーキングブレーキを、欧州のブレーキビジネスユニットで開発し、市場投入した。

 

新製品は、ドラムインハット等の他のシステムと比べて重量を6.6ポンド(約3キロ)以上削減できるほか、高度な安全性をはじめ、頑強性、自動バレーパーキングを含む自動運転機能などに加え、e-モビリティの騒音・振動・ハーシュネス要件にも最適化。現在は、北米と欧州で生産されているが、来年にはアジア太平洋地域での生産が開始されると云う。

 

 

ブレーキビジネスユニット長のBernd Schemer氏は、新しい自動パーキングブレーキについて、以下のように話している。

 

「自動パーキングブレーキの安全性やシステムマネジメントにおける最新の技術開発によって生まれた当社の新システムは、より広範囲な車種への適用を可能としています」。

 

 

昨年、日立AMSは、シャシー・ブレーキ・インターナショナル社を買収。自動パーキングブレーキの事業規模において、世界第3位のサプライヤー(*)となった同社のブレーキビジネスユニットは、欧州をはじめアジア、南アフリカ、北米、南米などグローバルに拠点を展開。17ヵ国の工場、エンジニアリングセンター、営業所で9,500人以上の従業員を擁し、乗用車、小型商用車と二輪車向けのディスクブレーキ、ドラムブレーキ、電動パーキングブレーキ、ローターなど様々な製品を自動車メーカーやアフターマーケットに提供している。

 

 

*日立AMS調べ

 

 

■日立オートモティブシステムズ:http://www.hitachi-automotive.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。