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2022年9月22日【自動車・販売】

日本流行色協会、オトナ世代のトレンドカラーを発表

坂上 賢治

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1953年創立以降、産業界に向けたカラートレンド予測情報の発信やコンサルティングなど、色彩に関する活動を行う一般社団法人 日本流行色協会( JAFCA、所在地:東京都千代田区、理事長:三雲 英一 )は9月22日、50歳以上の世代をターゲットとしたトレンドカラーを発表した。( 坂上 賢治 )

 

ちなみに「U.Geカラーデザイン研究会」とは、2016年に日本流行色協会内に〝高齢者を元気にするカラーデザイン研究会〟として設立された。具体的には、人生100年時代に於ける半分を超えた「50歳以上」をアッパー・ジェネレーション( Upper Generation )として活動。多くが機能面に重点を置く同世代向け商品に対し、本当に心地よい色を求めて検証活動を行っている。

 

2023-24 U.Geカラーイメージ

 

2023-2024年向けU.Geカラーテーマは「コンサート」

 

2021年度、U.Geでは50歳以上の世代の「幸福観」を探求した結果、下図の5つの人物像を抽出した。

 

意識が向かう方向と人物像

 

このカラーテーマ「コンサート」には、成熟した「個性」を互いに生かしつつ、ひとつの舞台を作るようにカラーハーモニーを作りたいという願いが込めた。

 

そこで、5つの人物像を音楽に関するタイトルで例え、それぞれが紡ぎ出すハーモニーをカラーで具体的に表した。ここではその中から2つのグループについて、人物像とカラーの特徴を紹介している。

 

[ピアニスト]自己成長派
高みを目指して、孤独に、冷静に、自分を磨き上げていく。まるでピアニストのように。冷静さを表す、クールなブルーと知性を表すチャコールグレーを基調にクリエイティビティを表すマゼンタ、パープルを加える。

 

ピアニスト カラー(左)とイメージ(右)

 

キーワード:
内面に向かう、自分に厳しい、客観視できる、プロフェッショナル、先生タイプ、 ロジカル、知識・技を蓄積している、発信の場を求める、賢い戦術家。音楽に例えると…正統派、クラシック、マーチング、JAZZ

 

[ボサノバ]社会交流派
誰かが喜ぶ顔が見たくて頑張る人たちは、陽気なリズムで人を惹きつける。気取らず、皆と打ち解ける様子を表す柔らかなブラウン系を基調に、強めのイエローオーカーとブルーをアクセントに展開する。

 

ボサノバ カラー(左)とイメージ(右)

 

キーワード:
周囲との和を大切にする、八方美人、寂しがりやな面も、巻き込み力、他者の喜びがご褒美、ボランティア、長く面倒を見る、継続。音楽に例えると:交響曲、ボサノバ、ゴスペル

 

最後にJAFCAでは、「2023-2024年向けU.Geカラー「コンサート」は全部で5つのグループで構成されています。他のグループや詳細についてはU.Geカラーデザイン研究会のホームページ「U.Ge Lab(ユージー・ラボ)」にて公開中です。ぜひご覧ください」と結んでいる。

 

U.Geカラーデザイン研究会のホームページ「U.Ge Lab」
http://www.jafca.org/u-ge-lab/

 

一般社団法人 日本流行色協会(JAFCA)

https://www.jafca.org/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。