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2021年11月18日【SDGs】

エネオス、カーボンニュートラルLNGの販売を開始

NEXT MOBILITY編集部

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松江市ガス局のカーボンニュートラルLNG供給証明書の受渡しの様子。(左から)松江市の講武副市長、松江市ガス事業管理者の山内ガス局長、ENEOS冨士元ガス事業部長、野地天然ガス販売グループマネージャー、ENEOSキャラクターのエネゴリくん。

 

ENEOS(エネオス)は11月18日、海外森林保全プロジェクト由来の二酸化炭素(CO2)クレジット(※)を活用した同社初となる「カーボンニュートラルLNG(液化天然ガス)」の販売を開始すると発表した。

 

また、このLNGの売買契約を、松江市ガス局および出雲ガスと締結し、供給を開始した。

ENEOS・ロゴ

エネオスが今回販売するカーボンニュートラルLNGは、インドネシア等の森林保全といった環境保全プロジェクト等により創出されたCO2削減効果を、信頼性の高い検証機関が認証したCO2クレジットと、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2を相殺して実質ゼロにしたもの。地球規模での温室効果ガス排出量削減に加え、現地での雇用の創出や生物多様性の保護等、SDGsの目標達成にも貢献すると云う。

 

エネオスは今回、このLNGの売買を開始すると共に、松江市ガス局および出雲ガスと販売契約を締結。松江市ガス局内および出雲ガスが都市ガス製造設備や事務所で使用するガスとして、LNG基地より供給する。

 

出雲ガスのカーボンニュートラルLNG供給証明書の受渡しの様子。(左から)出雲ガスの森山代表取締役会長、出雲ガスの森山代表取締役社長、ENEOS冨士元ガス事業部長、ENEOSキャラクターのエネゴリくん。

出雲ガスのカーボンニュートラルLNG供給証明書の受渡しの様子。(左から)出雲ガスの森山代表取締役会長、出雲ガスの森山代表取締役社長、ENEOS冨士元ガス事業部長、ENEOSキャラクターのエネゴリくん。

 

エネオスは、今後も、国内で出資・運営するLNG基地(釧路、八戸、水島)を中心に、脱炭素の推進に取り組む顧客にカーボンニュートラルLNGを供給することで、地球規模での温室効果ガス排出量削減に寄与。

 

同事業の積極的な推進を通じて、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標7の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」および目標13の「気候変動に具体的な対策を」の達成に貢献していくとしている。

 

[会社等概要]

<松江市ガス局>

– 松江市ガス事業管理者ガス局長:山内 政司
– 事業開始年月:1930年4月
– 所在地:島根県松江市平成町182番地42
– 事業内容:都市ガス製造・供給・販売/LPガス販売/ガス機器の販売。

 

<出雲ガス>

– 代表取締役社長:森山 恵介
– 設立年月:1958年3月
– 所在地:島根県出雲市上塩冶町2388 番地1
– 事業内容:

都市ガス製造・供給・販売/ガス器具・住設機器販売/LPガス販売/電力小売り。

 

(ENEOS)環境報告 環境に配慮した商品・サービスの提供と開発:https://www.eneos.co.jp/company/csr/environment/products.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。