NEXT MOBILITY

MENU

2019年8月9日【経済・社会】

KDDI、米・マイクロモビリティのシェア企業に出資

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

KDDIは、モビリティ領域の拡大を見据え、電動キックボードを中心としたマイクロモビリティシェアリング事業を展開する米国カリフォルニア州のNeutron Holdings(以下 Lime) に出資した。

 

出資は、有望なベンチャー企業への出資を目的とした「KDDI Open Innovation Fund 3号(運営:グローバル・ブレイン/以下、KOIF3号) 」を通じて行う。

 

また、Fukuoka Smart East推進コンソーシアム (九州大学、UR 都市機構、福岡市、福岡地域戦略推進協議会)が主催するFukuoka Smart Eastプロジェクトに、Lime、デジタルガレージ(DG)と共に参画。9月7日と8日の2日間、福岡市内で、電動キックボードを用いたシェアリングサービスの実証実験を実施する。

昨今、住民や旅行者向けの交通手段の確保など、地域社会が抱える人の移動に関する課題解決のため、さまざまな産業や自治体がモビリティ領域の高度化に取り組んでいる。

 

KDDIは、これら地域社会が抱える課題の解決に向け、MaaSやシェアリングサービスなど、モビリティ領域の拡大に取り組んでいく。

 

 

 

 

またKDDIは、まちづくりのさまざまな課題解決をしつつ持続的発展を遂げるため、最先端技術を活用し、快適で質の高いライフスタイルと都市空間を創出し、未来に誇れるモデル都市を創造するFukuoka Smart Eastプロジェクトに参画。

 

プロジェクトを通じて、電動キックボードの一般公道走行を想定した、安全・便利な乗車について検証。LimeやDGと共に、ラストワンマイルへの次世代モビリティの提供を始めとする新たな体験価値創造において、同プロジェクトを推進していく。

 

さらに、ビッグデータを活用した人の移動に関する課題解決や、KDDIが提供するさまざまなサービスと連携した都市における新しい生活体験の創造について検討を行う。

 

KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、今後も有望なスタートアップ企業への出資を通じて、ビジネスの共創を促進し、新しい体験価値を創造していくとしている。

 

 

[Limeの概要]

 

– 社名:Neutron Holdings, Inc.
– 本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ
– 設立年月日: 2017年01月
– 代表者:Brad Bao (ブラッド バオ)
– 事業内容:電動キックボードなどのマイクロモビリティシェアリングサービス「Lime」の運営および専用マイクロモビリティ車両の開発・生産

 

 

■Lime:https://www.li.me/

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。