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2019年6月24日【テクノロジー】

KDDI、衛星写真から3D地図を生成する米企業と戦略的提携

NEXT MOBILITY編集部

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KDDIは、5G時代における新たなコミュニケーションシーンの創出や空間コンピューティング(Spatial Computing)への取り組みに向けて、米国カルフォルニア州のスターフィー社(Sturfee)と戦略的パートナーシップを締結した。

 

両社は、衛星写真から3Dマップ生成し、スマートフォンをかざし位置と向き情報を得ることができるVPS技術を活用したサービスの企画・開発を共同で推進する。

VPS(Visual Positioning Service)とは、従来のGPS(Global Positioning System、全地球測位システム)の発展系と位置付けられ、現実世界のデジタルツインとなる3Dマップ(3Dメッシュ)と、スマートフォンやスマートグラスに搭載されたカメラ越しの画像とを照合し、向きや方位を含む高精度な位置情報を特定する技術。

 

スターフィー社はこのVPSに用いる3Dモデルを衛星写真から生成できる技術を保有。従来のスマホやカメラで撮影された画像を用いた3D生成と比較して、よりシームレスに、街や空間全体を効率的にAR化が可能。

 

スマートフォンやスマートグラスのカメラ機能を活用したAR(拡張現実)と組み合わせることにより、位置情報に紐づくデジタル看板やナビゲーションをはじめ、広告宣伝やエンターテインメント、アート、教育などさまざまな体験の創出が期待できると云う。

 

 

KDDIは今回締結した戦略的パートナーシップで、スターフィー社の技術を利用した3Dマップを作成し、スマートフォンやスマートグラス上でナビゲーションや、EC(ショッピング)、ゲームの実証実験に活用。他にも、スターフィー社開発のVPSプラットフォームにKDDIのコンテンツマネジメントサーバを組み合わせ、VPSサービス導入を検討する法人に提案すると共に、国内利用に向けた対応をサポートする。

 

なお、2019年6月27日に開催されるKDDIの法人向けイベント「KDDI 5G SUMMIT 2019<https://biz.kddi.com/5g/summit2019/>」でスターフィー社の技術展示が行われる予定だ。

 

 

 

 

 

パートナーシップ締結にあたり、スターフィー社のCEOであるAnil Cheriyadat氏は、次のように話している。

 

「通信規格の移り変わりとともに、音声、メール、写真とコミュニケーション手段のトレンドは遷移してきました。スマートフォンが普及し、スマートグラスが日本で近く大きな市場になることが予想されるいま、屋外で使えるVPSサービスの拡充は5G時代のキラーサービスとなりえるでしょう。

 

我々は、世界における大手通信会社のひとつでもあるKDDIと、この領域で次世代のモバイルコンピューティングの実現に携われることを大変光栄に思っております」。

 

 

[戦略的パートナーシップの概要]

 

・日本におけるVPS用3Dマップの生成・共同企画・開発の推進

・日本国内のパートナー企業との実証実験の推進

 

[Sturfeeの技術特長]

 

1. 高精度かつ広範囲の3Dマップ作成

 

衛星写真から、現実世界のデジタルツインとなる3Dモデルを生成する技術を保有するため人工建造物が存在し、衛星写真の取得可能な場所であればエリア化できる。

 

<AIによる3D位置認識の流れ>

 

・高解像度衛星写真

 

衛星写真を用いることにより、空から地表 (樹木、道路、建造物の構造) を分析・結合し、街全体の3Dマップを生成する。

 

・シティスケールの特徴点マップ

 

各ロケーションは衛星写真から分析された地表データに基づく特徴点群に変換され、街全体が特徴点マップとなる。

 

・コンピュータビジョン技術を用いた3D認識

 

独自のコンピュータビジョンアルゴリズムが地表に位置するユーザーのカメラ画像から瞬時に特徴点を抽出し、街全体の特徴点マップと照合。これによりユーザーの正確な位置が割り出され、AR用途に供せられるポリゴンが投影・表示される。

 

 

2. 屋外でのマーカーレスARの実現

 

これまでの一般的なARサービスで位置特定のための目印として利用されていた「QRコード」に代表されるマーカーを使わずに、建物などが含まれる街の風景そのものを利用した位置特定が可能に。

 

例えば、地下鉄の駅を出て地上に上がった際に、スマホやスマートグラスのカメラをかざすだけで、短時間で正確な位置と向いている方角の特定ができるようになる。

 

また、周辺の建物や道路を立体物として把握することが可能なため、街そのものを3D空間として利用することができ、AR技術と組み合わせて街を舞台としたより高度なゲーム(相対位置ではなく絶対位置情報を活用)の提供も可能になる。

 

 

■Sturfee Inc:https://sturfee.com/
■(YouTube)Sturfee Inc:https://www.youtube.com/channel/UCopNsQ5HOQkta9yZmUx0CTg

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。