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2021年3月3日【IoT】

鴻池運輸、ZMPの無人フォークリフトを報道陣に公開

NEXT MOBILITY編集部

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鴻池運輸は3月3日、ZMPが販売する無人フォークリフトCarriRo  Fork(ウォーキータイプ)が動作している模様を報道陣に公開した。同機が動作している模様が収められたのは、3日に開設された鴻池技術研究所イノベーションセンター(技研IC)内にある物流現場を再現した実験場。

 

 

CarriRo Forkは鴻池運輸において、2020年5月より、導入に向けた実験が継続実施され、調整を重ねてきた。そして現在、同機は、ピッキング終了後の検品を完了させ、出荷できるパレットを垂直搬送機に載せて出荷するプロセスを技研IC内で再現している。

 

 

技研ICでは、CarriRo Forkの採用の理由として「CarriRo Forkは導入・操作が容易であること」「ZMPの開発や対応の速さ」、そして「ZMPの自動運転技術の今後の応用や発展」を挙げている。

 

 

今後、鴻池運輸では導入現場での環境構築や業務構築、動作精度・速度、安全性、人や他の装置との共存の可能性について引き続き検証及び確認を行ったうえで、現場への導入を進めるとしている。

 

 

一方、ZMPでは動作間のさらなるスピードアップ、現場の作業者でも可能な簡便な走行ルートの設定や修正の機能、そしてパレット認識機能「ForkEye」を活用したトラックの自動での積み下ろしの実用化に向けて、鴻池運輸をはじめ物流各社と共同で取り組みを行う予定だ。

 

 

【無人フォークリフトCarriRo® Forkについて】

 

 

 

 

無人フォークリフトCarriRo Forkは、ZMPがこれまで自動運転開発で培ってきた、自動運転技術を活用して開発された製品。フォークリフトのベース車両には、Linde Material Handling社製の機体を使用している。フォークの自動運転には、「レーザー誘導型」の方式を採用しており、動作精度±10~20mmを実現している。これにより、物流倉庫や工場内の搬送作業のパレット搬送を自動化、省人化することが可能になった。簡単なセットアップで作業エリアの事前マッピングから運用開始まで数日で実現できることが特徴で、喫緊の課題となっている労働力不足を軽減し、社会課題の解決に貢献することが期待される。

 

 

◾CarriRo Fork製品ページ :https://www.zmp.co.jp/carriro/carriro-fork

 

 

【CarriRo Fork価格】

 

 

CarriRo Fork(ウォーキータイプ):5年リース 月額22.6万円(税別)

CarriRo Fork(リーチタイプ):5年リース 月額33.8万円(税別)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。