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2019年9月5日【経済・社会】

日産、フォーミュラEのブエミとローランドを継続起用

NEXT MOBILITY編集部

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日産自動車は9月5日、「ABB FIAフォーミュラE選手権」のシーズン6に、セバスチャン=ブエミ選手とオリバー=ローランド選手を継続して起用することを発表した。

 

新シーズンは、11月22日~23日にサウジアラビアのリヤドで行われるダブルヘッダーイベントで開幕し、チリのサンティアゴ、メキシコシティー、香港、ローマ、パリ、ソウル、ベルリン、ニューヨークなどの都市で開催され、来年7月25~26日にロンドンで行われるダブルヘッダーイベントが最終戦となる。

 

 

日産自動車・ロゴ

 

 

日産は、初参戦したシーズン5でシーズン最多記録となる13レース中6レースでポールポジションを獲得。ブエミ選手は、シーズン終盤に4戦連続で表彰台を獲得してランキング2位となり、ローランド選手は、ルーキードライバーの中で最多となるポイントを獲得した。

 

また日産は、チームとして全戦でスーパーポールシュートアウトに進出。ブエミ・ローランド両選手合わせて16回のスーパーポールシュートアウト進出もシーズン最多記録となった。

 

さらにプラクティスや予選など、両選手合わせて17回のセッションでトップタイムを記録するなど、優れたパフォーマンスを発揮。

 

ブエミ選手は、シーズン5第12戦で日産に初勝利をもたらし、自身のフォーミュラEキャリアにおいては、これまでに13勝、14ポールポジション、7つのファステストラップ記録を保持している。

 

またローランド選手は、シーズンを通して10回のセッションでトップタイムを記録。中国三亜で行われた第6戦では日産として初の表彰台を獲得した。

 

日産グローバルモータースポーツダイレクターのマイケル=カルカモ氏は、以下のように話している。

 

「シーズン5でブエミは素晴らしい活躍をし、ドライバーズランキングで2位となりました。また、ローランドも初参戦のシーズンで多くのことを学びましたし、優れたドライバーであることを証明しました。

 シーズン6のドライバーラインナップには、自信をもってこの2人を選びました。ブエミは、ルーキーイヤーであるローランドのサポートにも最善を尽くしてくれましたし、常にチームを前進させることを優先してくれました。ブエミが日産にもたらしてくれた初勝利を誰も忘れることはないでしょう」。

 

 

 

 

セバスチャン=ブエミ選手(写真左)は、以下のようにコメントしている。

 

「シーズン6はシーズン5の勢いをさらに増していきたいと考えています。シーズン6にはいくつかの新しいメーカーが参加しますが、私たちはチームとして多くの経験を積んだので、競争力はさらに高まっています。ローランドが再び私のチームメイトになるのは素晴らしいことです。継続性が重要ですからね。

 1シーズンともに戦ってきた経験は、大きな力になるでしょう。チームが前進するためには2人のドライバーがともに速いことが重要ですが、ローランドは昨シーズンでその速さを証明しました。速いチームメイトは私を進歩させてくれます」。

 

また、オリバー=ローランド選手(写真右)は、以下のようにコメントしている。

 

「フォーミュラEドライバーとして最初のシーズンは素晴らしいものでした。今は2年目に向けた適切な準備と、さらに強くなることに集中しています。

 シーズン5はほとんど経験がないままスタートしましたが、十分に順応できたと思います。ブエミとのチームは最高で、彼から多くのことを学びました。今後もお互いに高めあい、チームをさらに前進させることができると思います。チームの皆からも多くのサポートをもらいました。

 シーズン6に向けて、自分の好みに合わせてマシンをセッティングする方法を学ぶ時間がたくさんあります。シーズン6ではさらに競争力を高め、勝利を手に入れたいですね」。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。