NEXT MOBILITY

MENU

2019年8月2日【テクノロジー】

日産、フォーミュラE参戦初年度結果

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日産自動車・ロゴ

 

 

日産自動車は、ABB FIAフォーミュラE選手権のシーズン5に「日産e.dams」チームとして初参戦し、世界12都市で13戦にわたり争われた今シーズンで、ドライバーのセバスチャン ブエミ選手とオリバー ローランド選手2名により、優勝1回、5戦連続を含む6度の表彰台を獲得した。

 

また、シーズン最多となる6回のポールポジションを獲得。シーズン最多となる2名合わせて16回のスーパーポールシュートアウトに進出。チームは、今シーズンのチームランキングで4位となり、ブエミ選手はドライバーズランキング2位、ローランド選手は10位の成績を残した。

 

 

 

 

ブエミ選手は、第12戦で今シーズンの初優勝を飾った。また、4戦連続して表彰台を獲得したことに加え、スーパーポールシュートアウトには、1シーズンの史上最多記録となる11回の進出を果たした。

 

 

セバスチャン ブエミ選手

セバスチャン ブエミ選手

 

 

ローランド選手は、中国大会で日産初の表彰台をもたらし、モナコ大会でも表彰台に上がった。ルーキードライバーとしてのドライバーズランキング10位の成績は、最上位となる。

 

 

オリバー ローランド選手

オリバー ローランド選手

 

 

日産は、「ニッサン インテリジェント モビリティ」のパフォーマンスの訴求のため、今季のシーズン5からフォーミュラE選手権に参戦。昨年11月に行われたフォーミュラEのチーム体制の発表にあわせて、EVレーシングカー「NISSAN LEAF NISMO RC」を公開した。

 

また、フォーミュラEを開催する会場や世界各地の空港、さらに広告やソーシャルメディアなどを通じて、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の魅力を伝えてきた。

 

 

「日産e.dams」の今季の結果について、日産のグローバルヘッドオブマーケティング、カスタマーエクスペリエンス、ブランド戦略 担当の専務執行役員であるルー ドゥ・ブリース氏は、以下のように話している。

 

「フォーミュラE選手権参戦初年度のこの結果を非常に誇りに思います。日産に初優勝をもたらしたセバスチャン ブエミ、そして6つの表彰台と6つのポールポジションを獲得した日産e.damsチームの全員を祝福します。この素晴らしい結果は、『ニッサン インテリジェント モビリティ』を広める多大なる機会を提供くれました」。

 

 

また、日産グローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル カルカモ氏は、今シーズンを次のように振り返っている。

 

「デビューシーズンの成果に大変満足しています。レースで良い成績を残しただけでなく、『ニッサン インテリジェント モビリティ』のメッセージを世界中に伝えることができましたし、世界中のファンやお客さまから大きな反響をいただきました。そして、世界中の日産社員や販売会社の皆さんに対しても電動車両が私たちの生活において、今後果たしていく大きな役割に期待を高めるプラットフォームを提供できたと思っています」。

 

 

「日産e.dams」チームは、11月に始まるシーズン6に向けての準備を開始。次シーズンは、韓国で初めてレースが開催され、最終戦はロンドンでの2連戦となる予定だ。

 

 

[日産e.damsのニュースリリース]

 

・2019/07/15 日産e.dams、ブエミの連続表彰台でデビューシーズンを締めくくる:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190715-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/07/14 日産e.dams、ブエミが初勝利を飾る:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190714-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/06/23 日産e.dams、ブエミがホームレースで表彰台を獲得:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190623-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/05/26 日産e.dams、今季3度目の表彰台を獲得:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190526-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/05/12 日産e.dams、モナコで今シーズンの最高成績を収める:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190512-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/04/28 フォーミュラE第8戦パリePrixレースレポート:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190428-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/04/14 日産e.dams、ヨーロッパラウンドの初戦でポイントを獲得:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190414-00-j?lang=ja-JP

 

・2019/03/24 日産e.dams、フォーミュラEで初の表彰台を獲得:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190324-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/03/11 フォーミュラE第5戦香港ePrixレースレポート:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190311-00-j?lang=ja-JP

 

・2019/02/17 フォーミュラE第4戦メキシコシティePrixレースレポート:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190217-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/01/27 フォーミュラE第3戦サンティアゴePrixレースレポート:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190127-01-j?lang=ja-JP

 

・2019/01/13 フォーミュラEのマラケシュePrixでセバスチャン ブエミが8位入賞:https://newsroom.nissan-global.com/releases/190113-01-j?lang=ja-JP

 

・2018/12/15 日産e.dams、フォーミュラE開幕戦で2台揃って入賞:https://newsroom.nissan-global.com/releases/181215-01-j?lang=ja-JP

 

 

■NISMO Formula E:https://www.nismo.com/jp/formula-e/

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。