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2021年9月16日【人事】

VGJ、アウディジャパン社長のシェーパース氏が兼務へ

NEXT MOBILITY編集部

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フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(略称:VGJ)は9月16日、代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO)のティル=シェア(Till Scheer/55歳)氏が、今月30日付けで退任し、10月中旬からアウディ・フォルクスワーゲン・コリアのグループ・マネージング・ダイレクターに就任。その後任として、アウディ・ジャパン代表取締役社長(9月1日就任)のマティアス=シェーパース(Matthias Schepers/45歳)氏が、10月1日から兼務すると発表した。

 

なお今回の人事は、世界のグループ販売法人同様に日本でも近い将来、フォルクスワーゲンとアウディ、ベントレー、ランボルギーニブランドを、一つのグループ販売法人の下に再編する計画が背景にあると云う。

フォルクスワーゲン・ロゴ

ティル=シェア氏は、VGJ社長就任(2016年3月)から5年7カ月の在任中に、中期戦略の「Road to 2020」を定め、“People’s Car Brand”として顧客に一層寄り添うことを提唱。満足度向上に努め、クリーンディーゼルモデル(2018年導入開始)を国内市場に定着させた他、スモールおよびコンパクトサイズのSUV拡販などで、2020年には日本のフォルクスワーゲン販売台数におけるSUVシェアを42%に押し上げた。

 

また同年、正規販売店ネットワークと新たな販売契約を締結することで、未来のモビリティを展開する土台を整備。今春には、国内市場に過去最多のモデルを投入する製品攻勢を仕掛け、今後のPHEVやEVによる更なる電動化に繋ぐための、初めてのマイルドハイブリッド式「ゴルフ」も投入した。

 

 

左:ティル=シェア(Till Scheer)氏。右:マティアス=シェーパース(Matthias Schepers)氏。

左:ティル=シェア(Till Scheer)氏。右:マティアス=シェーパース(Matthias Schepers)氏。

 

 

一方、日本語とドイツ語を母国語とするマティアス=シェーパース氏は、2002年にフォルクスワーゲングループ傘下のアウディAGに入社。2003年より、日本を含むアジアのアウディビジネスを中心に、アウディ本社日本地区担当マネジャーやアウディ・ジャパン営業本部長兼ネットワーク開発部長、アウディ・ジャパン販売の代表取締役社長などを歴任してきた。

 

また、2018年9月からは、アウディ・フォルクスワーゲン台湾の代表取締役社長として、台湾のフォルクスワーゲングループ販売法人社長とアウディブランドの責任者を務め、今年9月1日にアウディ・ジャパンの代表取締役社長に就任した。

 

今回の人事に関して、グループ販売法人ステアリング責任者のDr. ウォルフ・シュテファン=シュペヒト氏は、5年以上に亘ってフォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの発展に貢献したティル=シェア氏への感謝の意と、同氏とマティアス シェーパース両氏の新天地での更なる活躍に期待していると述べている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。