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2020年7月27日【テクノロジー】

ドコモ、製造業受発注マッチングサービスのトライアル開始

NEXT MOBILITY編集部

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NTTドコモは、中小製造業とものづくり企業の取引をマッチングさせる「製造業受発注マッチングプラットフォーム」の2021年春の商用化を目指し、そのトライアルサービスを、8月3日(月)から開始する。

 

また、このトライアルサービスの開始に先立ち、7月27日から、全国の製造業を対象にプラットフォームトライアルサービスの参加企業を募集する。

NTTドコモ・ロゴ

国内製造業の企業数の 99%を占め、地方を支える中小製造業は、事業所数、従業者数ともに減少傾向にあり、営業力・販売力の強化、コストの削減、財務体質の改善、後継者の育成、事業承継など多くの課題を抱え、中でも「キャッシュフロー安定化のための売上確保」に対する課題意識は、最も高くなっていると云う。

 

また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う、海外からのサプライチェーン(供給網)の断絶・遅延や、メーカー各社における工場の稼働停止・生産量の減少による取引案件数の低下は著しく、製造業界では取引の活性化が急務に。

 

しかし、中小製造業の取引は「従来の取引先」「自社所在地周辺のネットワーク」が中心で、ものづくり企業(発注側)の要望に対応できる受注先があるにもかかわらず、受注先を知らないことで受発注の機会損失が生まれていると云う。

 

「製造業受発注マッチングプラットフォーム」では、受発注企業のマッチングを行い、発注から支払いまで一連の取引をサポート。受注側企業が事前に登録した、自社で製造可能な加工方法・素材・サイズ・保有設備などのデータと、発注側企業の要件を、AIを使ってマッチング。この活用で、受注側となる中小製造業は、自社の強みを活かせる取引を全国から獲得することが可能に。発注側のものづくり企業は、高い技術力を持つ全国の中小製造業の中から、要件に合う適切な企業を見つけ、発注できると云う。

 

ドコモは、今後、このプラットフォームを通して、中小企業庁などが推進する「中小企業のデジタル化による生産性向上」に貢献し、中小製造業全体の市場活性化による地方創生、社会課題の解決に取り組んでいくとしている。

 

 

[問い合わせ先]

 

株式会社 NTT ドコモ
5G・IoT ビジネス部 ソーシャルイノベーション推進 産業基盤ソリューション担当

メール:order-matching-ml@nttdocomo.com
電話:03-5156-2479

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。