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2024年6月10日【企業・経営】

帝人、ポリカーボネート樹脂の生産ラインを増強

NEXT MOBILITY編集部

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帝人・ロゴ

帝人は6月10日、次世代自動車の内装や車載機器の高品質化に対応するため、ポリカーボネート樹脂「パンライト」のシートおよびフィルムの新しい生産ラインを、愛媛県の松山事業所内に立ち上げ、17日より生産を開始すると発表した。

 

100年に1度の変革期とされる自動車業界では、自動車の自動運転化や電動化に伴い、車を移動手段としてだけではなく、快適な時間を過ごす空間とするため、内装のデザイン性の向上や車載機器の高品質化が進んでいる。

 

そうした中、電気自動車などの次世代自動車では、光を透過して必要な時に情報を表示するタッチパネルや、フロントガラスに映像を投影するヘッドアップディスプレイといった光学機器の採用が増加。

 

年々高まる内装デザインの多様性や投影する映像の美しさの向上につながる高品質な製品へのニーズの高まりに伴い、それらに用いられる耐衝撃性や透明性に優れたポリカーボネート樹脂のシートやフィルムの需要も増えてきていると云う。

 

 

帝人では、ポリカーボネート樹脂からシート・フィルムまでの一貫生産をしており、熱劣化の少ない高品質な製品の生産も可能。既に、ポリカーボネート樹脂「パンライト」のシート・フィルム、「パンライト」とアクリル樹脂の複層シート・フィルムを光学機器向けに展開しているが、今回、市場からの高品質化のニーズに応えるため、新たな生産ラインを、愛媛県の松山事業所内に立ち上げた。

 

この生産ラインでは、従来品よりも平滑性や表面硬度に優れた厚み100ミクロンから500ミクロンのシートおよびフィルムの製造が可能。

 

それら製品は、特にシートやフィルムの製造工程で生じる微細な歪みなどを抑えた平滑性の高さに於いて、業界最高水準(自社調べ)を誇ると共に、加工が容易で複雑な形状にも対応可能であることから、光学機器のデザイン性の向上や投影する映像の高画質化に貢献すると云う。

 

帝人は、自動車業界にと留まらず、近年需要が急拡大するVR/AR といった最先端の電気・電子機器などにも提案を進めることで、新設した生産ラインで製造したシートおよびフィルムに於いて、2027年度に年間25億円の売上を目指すとしている。

 

[新生産ラインの概要]
– 場所:松山事業所内(愛媛県松山市)
– 生産製品:「パンライト」シート・フィルム(単層・複層)
– 生産能力:年産1,350トン

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。