NEXT MOBILITY

MENU

2020年2月27日【アフター市場】

いすゞ、ギガに操舵アシストの新オプション追加

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いすゞ自動車は、大型トラック「ギガ」のオプション設定に「レーンキープアシスト(LKA)」と「スーパーシングルタイヤ」を新たに追加し、2月27日から全国で発売する。

いすゞ自動車・ロゴ

いすゞは、昨年12月26日に「ぶつからない」「つかれない」「こわれない」を目指した大型トラック「ギガ」を発売。既に展開している全車速ミリ波車間クルーズ(※1)に加えて、今回新たにレーンキープアシスト(LKA)機能を加わえることで、運転自動化レベル2相当の高度運転支援(※2)を実現した。

 

また、車両の軽量化や燃費向上に寄与するスーパーシングルタイヤを展開し、高効率輸送をサポートする。

 

※1:スムーサーGx車のみ。停止後3秒以上経過した場合はドライバーの発進操作が必要。

※2:SAE(米自動車技術会)が定める運転自動化レベル2に相当。

 

 

[主な特長]

 

レーンキープアシスト(LKA/※3)

 

車線逸脱時にドライバーに注意喚起する車線逸脱警報(LDWS/※4)に加え、ステアリングの操作をアシストするレーンキープアシスト(LKA)をカーゴ系の主力車型にオプション展開する。主な機能は以下の通り。

 

・車線維持支援機能(※5)

 

車両が車線の内側を維持するようにステアリングの操作をアシスト、ドライバーの運転疲労軽減に貢献する。

 

・車線逸脱抑制機能(※5)

 

ドライバーが意図せずに車線を逸脱しそうになると、車線の内側に戻すようにステアリングの操作を強くアシスト、車線逸脱による事故抑制に貢献する。

 

 

 

 

・低速時パワステアシスト機能

 

低速(~20km/h)および後退時のステアリングを電動でアシストすることで、より軽い操舵を可能とした。これにより、運転疲労の軽減に貢献する。

 

※3:「レーンキープアシスト(LKA)」は、自動運転装置ではないため、ハンドルから10秒以上手を放すと警告音が作動し、ドライバーに注意喚起を行う。同モデルは運転自動化レベル2に定義される高度運転支援機能搭載車であることから、運転の主体と責任はドライバーが負う必要がある。

※4:標準装備。
※5:自車速65km/h以上で作動。

 

 

■スーパーシングルタイヤ

 

片側1本で車両重量を支えることができるようにタイヤの構造を強化し、幅を広くしたスーパーシングルタイヤを、一部車型にオプション設定する。

 

スーパーシングルタイヤを装着することで、タイヤとホイール本数の削減やアルミホイール化と合わせて約300kgの軽量化を実現(※6)し、また最大積載量の確保に貢献。さらに、片側2輪に比べてタイヤの接地面が減ることから、転がり抵抗低減によるロードノイズ低減や燃費向上に寄与し、輸送効率向上に貢献する。

 

なお、スーパーシングルタイヤは空気圧や温度をドライバーが確認監視できるタイヤ空気圧モニタリングシステムとのセットオプションとなる。

 

※6:6×2のダブルタイヤかつスチールホイール装着比。

 

 

■(いすゞ)ISUZU GIGA:https://www.isuzu.co.jp/product/giga/index.html

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。