NEXT MOBILITY

MENU

2020年10月9日【アフター市場】

三菱ふそう、佐賀県の久留米支店を新装オープン

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
久留米支店リニューアル式典の様子(左から:工場長の横山英夫氏/西日本ふそう社長の隅田洋二氏/代表取締役社長・CEOのハートムット・シック氏/取締役副社長兼国内販売・サービス本部長の林春樹氏/支店長の古井哲次氏)

 

 

三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は、九州有数の入庫数を誇る久留米支店(佐賀県三養基郡)を大幅改装し、10月8日(木)から営業を開始した。

三菱ふそう・ロゴ

久留米支店は、福岡市から一時間圏内の九州自動車道、大分自動車道、長崎自動車道が交差し、多数企業が物流倉庫や配送センターを構える物流の中心に位置する福岡県久留米市、佐賀県鳥栖市一帯の営業・サービス担当拠点。

 

今回、国内販売拠点のサービス向上と労務環境を改善する「ミライ」プロジェクト(※1)の一環として、社員や利用客の導線および、応接エリアやオフィス環境の改善のため、同社ディーラーコンセプトに基づくデザイン要素を内外装に取り入れた全面改修が行われた。

 

具体的には、応接エリアの改善のため、待合室を男女別とし、女性用待合室に独立洗面台を設備するなど、女性ドライバーにも快適な環境を提供。更に、支店の門扉を移設して営業時間外の待ち受け駐車スペースを設け、より多くの迅速な対応を可能とした。

 

一方、整備面では、多機能の4柱・3柱リフトを備えた3ストールの整備工場棟を新設し、入庫数の増加に対応。冷房を完備し、作業員の手元を照らすLED照明を床面に埋め込むなど、より安全で快適な整備環境を実現。

 

メインの整備工場では、全床面の塗装替えの他、最新リフトを1基増設。またメカニックルームに事務所と連携してデジタルで入庫や工程管理を可能にする大型液晶モニターを試験的設置したことに加え、従業員の更衣室エリアの収納拡充、シャワーブースを3室完備するなど、さらなる作業の効率性と安全性の向上、労働環境の整備などを行った。

 

更に、国内外で170台以上が稼動する電気小型トラック「eCanter」の拡大に向けて国内拠点で増設中の電気トラック用の急速充電設備を1機新設した。

 

なお、三菱ふそうでは、設備の大幅改良に加えて、従業員のプロセス改善と意識改革への取り組みを行う「リテールエクセレンス」活動を2018年に開始し、現在全国の拠点で推進している。

 

この取組では、数名の従業員を異なる拠点に派遣し、現地従業員と共に課題を洗い出し解決。久留米支店では、2019年に行い、整備工場内のレイアウトを変更して作業動線を見直した結果、従業員の作業効率が向上した云う。

 

 

※1)「ミライ」プロジェクト:顧客第一を掲げるMFTBCの中核を担うプロジェクトとして、高品質なサービスを提供し、従業員の働く環境を改善することを目的に国内販売拠点の設備や施設の改良を「ソフト」と「ハード」を組み合わせたアプローチにより行う。ソフト面では、2017年に国内販売拠点で開始した「リテールエクセレンス」と呼ぶ活動の下、整備業務のプロセス改善と販売部門社員への意識改革を促進。ハード面では、プロジェクトのコンセプトである「3R」(改装 -Refurbish、再建 –Rebuild、移転 -Relocate) に基づき、全販売拠点を対象に評価を行い設備と施設の改良を実施する。

 

※タイトル写真:久留米支店リニューアル式典の様子(左から:工場長の横山英夫氏/西日本ふそう社長の隅田洋二氏/代表取締役社長・CEOのハートムット・シック氏/取締役副社長兼国内販売・サービス本部長の林春樹氏/支店長の古井哲次氏)。

 

 

[九州ふそう 久留米支店概要]

 

– 所在地:佐賀県三養基郡基山町大字長野 607-1

– 電話:

営業:0942-92-7822
サービス:0942-92-3551

– 営業時間:8:30~19:00
– 整備ストール数:15ストール
– 業務内容:

三菱ふそう製トラック・バスの販売、並びに 上記各種製品に伴う整備 および 部用品販売(等)。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。