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2020年11月9日【アフター市場】

パーク24調査。60代以上の2割が自動ブレーキ搭載車を希望

NEXT MOBILITY編集部

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パーク24・ロゴ

 

 

パーク24は11月09日、ドライバー向け会員制サービス「タイムズクラブ」の会員を対象に実施した、「クルマの購入」に関するアンケート結果を発表した。それによると、クルマの購入予算は「151万円〜200万円」と「251万円〜300万円」が同率1位で、クルマの購入時に重視することのトップは「価格」。さらに運転をサポートするオプションで付けたいものは「カーナビ」が45%となった。

 

 

パーク24は、毎月9日に、クルマや交通に関するアンケートの調査結果を発表している。「タイムズクラブ」は入会金・年会費無料の会員制ポイントプログラムでタイムズパーキングやタイムズカーレンタル、タイムズカーシェアの利用等でポイントがたまる他、会員限定サービス等を提供しており、会員数約849万人(2020年9月末現在)。パーク24では、このタイムズクラブ会員を対象にアンケートを実施している。

 

 

今回の調査結果の詳細は以下の通りとなる。

 

 

■ クルマの購入予算

「151万円~200万円」と「251万円~300万円」が20%で同率1位となった。以降「101万円~150万円」15%、「201万円~250万円」12%と続く。
新型コロナウイルス感染症の流行前(2019年12月)に実施したアンケート結果と比較しても、購入予算に違いは見られなかった。

 

 

 

 

男女別では、男性のトップは「251万円~300万円」20%。一方で女性は「151万円〜200万円」23%が最多となった他、「100万円以下」、「101万円〜150万円」の割合も男性より高くなるなど、全体的に男性よりも購入予算が低い傾向にあった。

 

 

クルマの保有・非保有別で見ると、クルマ保有者は「201万円以上」の全ての選択肢で非保有者の割合を上回った。クルマ非保有者の購入予算は「200万円以下」が半数を超える結果となった。

 

 

 

 

■ クルマの購入時に重視すること

トップは、1位「価格」77%、2位「デザイン」62%、3位「性能」55%。また、「その他」では「運転のしやすさ」や「乗り心地」という意見があった。
クルマの購入に関するアンケートを初めて実施した2016年と比較すると、「価格」を重視する割合が7ポイントアップし、「性能」が6ポイント減少している。
※2016年の調査は「燃料の種類」の選択肢無し

 

 

 

年代別では、30代は「価格」81%、「デザイン」66%が共に全年代の中で最も高い値となった。また、「デザイン」はトップの30代と60代以下の52%では14ポイント差があり、年代による違いが一番大きかった。

 

 

 

 

■ 運転をサポートするオプションで付けたいもの

クルマを購入する際、運転をサポートするオプションで付けたいものとしては、「カーナビ」が45%。以降、「ETC車載器」18%、「バックモニター」13%、「自動ブレーキシステム」11%となった。

 

 

 

 

年代別で見ると、「自動ブレーキシステム」は年代が上がるにつれて割合が高くなっており、60代以上では20%が搭載を希望していた。一方で、40代以下は「バックモニター」が「自動ブレーキシステム」の割合を上回るなど、年代によって求めるオプションに違いが見られた。

 

 

 

 

■ 調査概要

調査対象:タイムズクラブ会員
(2019年9月1日以降に入会し、直近でパーク24グループのサービスの利用者)
※対象サービス:時間貸駐車場・予約制駐車場・レンタカー・カーシェア
調査方法:非公開型インターネットアンケート
調査期間:2020年9月1日~2020年9月7日
有効回答者数:5,051名
※調査結果は、四捨五入による端数処理のため、構成比が100%にならない場合がある。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。