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2021年8月24日【経済・社会】

和歌山県・きのくに線、「サイクルトレイン」の実証実験

NEXT MOBILITY編集部

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西日本旅客鉄道(JR西日本)和歌山支社は8月24日、“サイクリング王国わかやま”の環境をより充実させ、サイクリング推進による「きのくに線」の利用の促進を図るため、紀伊田辺駅~新宮駅間で、自転車をそのまま車内に持ち込めるサービス(サイクルトレイン)の実証実験を実施すると発表した。

 

サイクルトレインは、きのくに線(普通列車)の紀伊田辺駅 ~ 新宮駅の各駅間で、9月1日から11月30日までの期間、平日は9時から17時まで、土曜休日は終日、事前予約・追加料金なしで利用できる。

JR西日本・ロゴ

[サイクルトレインの概要]

 

<実施期間・利用時間帯>

・2021年9月1日(水)~11月30日(火)
・平日:9:00~17:00
・土休日:終日

 

<利用区間>

きのくに線 普通列車 紀伊田辺駅~新宮駅の各駅間

 

<ポイント>

・追加料金不要、乗車券のみで持ち込める。
・事前予約不要。
・人数制限なし(混雑具合により自転車の持込みが拒否される場合有)。
・自転車を解体せず(輪行袋に格納しない)電車にそのまま乗れる。

 

 

 

 

<注意事項>

・利用者は、自身および周囲に対する安全管理を責任を持って行うこと。
・少人数で利用すること(混雑具合により自転車の持込みが拒否される場合有)。
・鉄道施設・車内での自転車移動・積降しは、他乗客に迷惑にならぬよう距離を開けて行うこと。
・鉄道施設・車内では自転車に乗らない。また狭い場所などで歩行者とすれ違う際は、一旦停止のうえ、歩行者に道を譲ること。
・保護者同伴での小学生以下の利用も可。但し、安全管理等は保護者が行うこと。
・列車到着を待つ間、ホームでは、自転車も含め黄色の点字ブロック(視覚障害者誘導用ブロック)の内側にいること。
・列車の揺れや急停車に備えて自転車が転倒・滑走しないようゴム等でしっかりと固定すると共に、自身で支えること。固定具がない場合は、乗車できない。
・混雑した車内で自転車を移動する際は、他の乗客に声掛けすること。
・車内では列車が停止してから、自転車を動かすこと。
・跨線橋や階段等のある駅があるため、利用駅の状況を予め確認しておくこと。また、エスカレーターの使用は禁止。
・持ち込んだ自転車の汚損・毀損等に関してJR西日本では損害賠償しない。
・事故・災害等により、列車の遅延、列車の運行が出来ない場合に実施するバスやタクシーによる輸送では、自転車の持込はできない。
・実証実験において事故やトラブル等が発生した場合、実験を中止する場合がある。

 

 

 

 

■(和歌山県)きのくに線におけるサイクルトレインの実証実験について(PDF/サイクルトレインのチラシ含):https://wave.pref.wakayama.lg.jp/cycling/jrcycletrain.pdf

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。