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2021年4月15日【アフター市場】

三菱ふそう、大型バス用ウィンドバイザー販売6千セット超え

NEXT MOBILITY編集部

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三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は4月15日、新型コロナウイルス対策として大型路線バス向けに開発した「ウィンドバイザー」の販売が、6,000セット以上に到達したと発表した。

三菱ふそう・ロゴ

ウィンドバイザーは、雨天時のバス車内の換気を確保するために開発され、昨年7月に販売開始された商品。MFTBCの大型路線バス「エアロスター」の側窓部に後付けすることで、雨天時でも雨水の車内侵入を防止して、窓を10cmまで開けられるようになると云う。

 

大型路線バスでは、乗降時のドア開閉により車内換気が確保されてはいるが、昨今ではさらなる換気のため、窓を開放しての運行も行われている。

 

そのような状況を受け、MFTBCでは、大型バスの乗客が増加傾向にある雨天時においても車内換気を可能にする「ウィンドバイザー」の装着を提案。その販売数が今回、6,000セット以上に到達した。

 

MFTBCは、自社で実施したウィンドバイザーを取り付けた大型路線バス「エアロスター」の換気に関する実験において、規定の10cm窓を開けた状態で、換気の開始から終了までに約4分という結果を確認。また導入したバス事業者からは、雨や雪が多い地域で天候が悪い日の換気の確保に有益といった意見や、受験シーズンにおいて新型コロナ対策車両を運行することで安心できるサービスが提供できたなどの意見の他、新型コロナ対策として、当面新車購入時には必須のアイテムになるといったコメントも得ていると云う。

 

 

 

 

ウィンドバイザー販売6,000セット到達を受けて、MFTBCのバス事業本部長である高羅克人氏は、次のようにコメントしている。

 

「一般路線車両においては乗降時のドア開閉で室内換気は確保されておりますが、さらに窓を開けて走行することによって換気性能の向上が図られるものと考えています。ウィンドバイザーを装着することにより、雨天走行時でも雨の車内浸入を防ぎ換気することが可能となります。特にこれからの梅雨を迎える時期においても、お客様にも乗務員にも安心して乗車していただき、信頼性向上に繋げられるアイテムです」。

 

 

MFTBCは、新型コロナ対策に伴う新しい生活様式に対応し、乗客ならびに運転手の安全をサポートすべく、今後も様々なニーズに対応した製品開発を行っていくとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。