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2020年6月1日【アフター市場】

GSユアサ、HV対応のタクシー専用バッテリー2型式追加

NEXT MOBILITY編集部

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GSユアサは、発売中のタクシー専用バッテリー「PRODA TAXI(プローダタクシー)」シリーズに、6月から、EN規格(※1)バッテリー搭載のハイブリッド車に対応する「ENタイプ」2型式を追加する。

GSユアサ・ロゴ
近年のタクシーは、安全運転をサポート・管理する運転支援システムやドライブレコーダー、キャッシュレス・配車アプリに対応したタブレット端末など、装着される電装品が増加し、従来よりも大きな電力供給が必要となってきている。

 

また、長時間の連続走行や待機、客待ち時のエンジン停止など、タクシー特有の使われ方があり、一般車に比べるとバッテリーには非常に大きな負荷がかかるため、高い耐久性も求められると云う。

 

GSユアサでは、これまでもタクシーの過酷な使用環境に対応した「PRODA TAXI」シリーズ(JISタイプ)をラインアップしてきたが、JPN TAXIなど、ハイブリッド車タクシーのEN規格搭載車両が増加してきていることから、今回、容量と耐久性を大幅に向上させた(※3/※4)ENタイプの2型式(LN1/LN2)を追加ラインアップする。

 

なお、「PRODA TAXI ENタイプ」は、欧州よりも気温が高い日本の気候に適応し、かつJISの安全性にも合致した日本仕様のものになる。

 

 

※1:European Norm(欧州規格)の略称で、寒冷な気候に合わせた規格。鉛バッテリーに求められる性能もCCA(Cold Cranking Amperes/※2)の優劣が重視される傾向にあるため、高温多湿な日本での使用には改良の必要がある。
※2:CCA(Cold Cranking Amperes/コールドグランキング電流)とは低温時の始動性能を示す尺度。
※3:GSユアサの標準品LN1タイプとPTX-LN1タイプとの比較。同社独自試験。実走行ではない。
※4:GSユアサの標準品LN1タイプとPTX-LN2タイプとの比較。同社独自試験。実走行ではない。

 

 

[PRODA TAXI LN1/LN2について]

 

<特長>

 

1.タクシー業務の使用環境下でも性能を長期間維持する高耐久性・高容量

 

・寿命性能を従来品LN1比約1.5倍に向上(PTX-LN1)(※3)、同約2倍に向上(PTX-LN2)(※4)。

 

・電気負荷の大きいタクシーに対応するため、正極活物質を増量して容量を従来品LN1比約1.2倍に向上(PTX-LN1)(※3)、同約1.3倍に向上(PTX-LN2)(※4)。

 

・ハードペースト(高密度の活物質)を極板に添加することにより、耐久性を向上 (※3/※4)。

 

・電解液にリチウム配合・薄型極板多枚数化により、クイックチャージ性能を向上 (※3/※4)。

 

2.日本の気候に適応しJISの安全性にも合致した日本仕様・EN規格

 

・電解液の最高液面と最低液面間に十分な電解液量を確保し、危険な液枯れリスクを低減。

 

・ハードユースによる減液時にも、補水可能な液口栓付き。

 

・特許技術(特許4715089号)による「二重蓋構造」で優れたメンテナンスフリー性能を発揮。

 

・一括排気構造を採用し、車室内搭載車、エンジンルーム搭載車どちらにも対応。

 

・点検・交換を行いやすい、インジケータ・とってを採用。

 

<製品補償>

 

PTX-LN1:12ヶ月または12万km(購入後どちらか早く到達するまで)
PTX-LN2:15ヶ月または15万km(購入後どちらか早く到達するまで)

 

<発売年月>

 

2020年6月

 

<メーカー希望小売価格>

 

オープン

 

<追加型式及び適合車種>

 

PTX-LN1:JPN TAXI、プリウス(W50系)、クラウンHV(S220系,車両型式:6AA-AZSH20,6AA-AZSH21)、シエンタHV(P170系)

 

PTX-LN2:JPN TAXI、アルファードHV(H30系)、ヴェルファイアHV(H30系)、ヴォクシーHV(R80系,車両型式:DAA-ZWR80G)、ノアHV(R80系,車両型式:DAA-ZWR80G/エスクァイアHV(R80系,車両型式:DAA-ZWR80G)、カムリHV(VH70系)、クラウンHV(S220系,車両型式:6AA-AZSH20,6AA-AZSH21、6AA-GWS224)、シエンタHV(P170系)

 

 

[問い合わせ先]

 

ジーエス・ユアサ バッテリー営業企画部

電話:03-5402-5733

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。