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2020年8月4日【経済・社会】

GSユアサ、サンケン電気の社会システム事業を譲受

NEXT MOBILITY編集部

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ジーエス・ユアサ コーポレーションの連結子会社であるGSユアサは、サンケン電気と、同社の社会システム事業の譲受に関する株式譲渡契約を締結した。

産業電池電源事業を取り巻く市場環境は、IoTの普及によるデータセンターの新設・増設や国土強靭化政策による非常用電源の需要拡大が期待される一方、競合企業の積極的な市場参入などを背景に競争が激化しており、今後もその激しさを増していくことが予想されると云う。

 

このような環境の下、GSユアサとサンケン電気は、両社が培ってきた技術力・開発力を融合することで、競争力の強化や持続的な成長が可能と判断し、今回の契約締結に至ったと云う。

 

GSユアサは、事業譲受によるシナジー効果を着実に重ね、豊富な製品ラインアップと充実したサポート体制により、安全な社会基盤の構築に貢献していきたいとしている。

 

<事業譲受の目的>

 

(1)両社が培ってきた技術力・開発力の融合による競争力強化。
(2)既存分野における両社の弱点分野の補完。
(3)電力バックアップ用途以外の新規市場に備えて体制強化。

 

 

[事業譲受の概要]

 

(1)対象事業の内容:

 

電源機器製品の開発、製造、販売、保守、点検、バッテリ交換等の作業及び修理、施工計画、搬入、据付、配線工事及び現地調整試験等。

 

(2)対象事業の経営成績(2020年3月期):売上高 約125億円

 

(3)譲受価額:約48億円

 

(4)事業譲受の方法:

 

サンケン電気が営むパワーシステム事業のうち社会システム事業を吸収分割の方法により同社の子会社であるサンケン電設に承継後、GSユアサがサンケン電設の全株式を譲受。

 

(5)完了時期:2021年4月1日を予定

 

相手先の概要(2020年3月31日現在)

 

– 名称:サンケン電気株式会社
– 所在地:埼玉県新座市北野三丁目6番3号
– 代表者の役職・氏名:代表取締役社長 和田 節
– 事業内容:半導体デバイス等の電子部品及び電源機器製品の開発・製造・販売等
– 資本金:20,896百万円
– 設立年月日:1946年9月5日
– 発行済株式数:25,098,060株
– 決算期:3月31日

 

日程

 

・2020年8月4日:株式譲渡契約書締結
・2021年4月1日:事業譲受日(予定)

 

※関係当局の認可状況等の事情により、事業譲受日が変更になる可能性がある。

 

 

■サンケン電気:https://www.sanken-ele.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。