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2024年2月1日【交通網】

オートバックス、マイクロモビリティの取扱いを開始

NEXT MOBILITY編集部

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オートバックス・ロゴ

オートバックスセブンは2月1日、電動キックボードをはじめとしたマイクロモビリティの取扱いを、2月よりグループの一部店舗で開始し、順次拡大すると発表した。

 

なお、今回取扱いが開始される商品は、昨年7月1日に施行された新区分「特定小型原動機付自転車」の保安基準適合に於いて、国が指定した第三者機関が証明する「性能等確認制度」を通過した、電動キックボード型の「Meister F(FUGU INNOVATIONS JAPAN)」、「KS6 PRO(YADEA)」、自転車型の「Fiido Q1S(SWALLOW)」の3種となる。

 

電動キックボードなどのマイクロモビリティは、通勤や短距離移動の利便性も高く、各地で社会問題となっているラストワンマイル問題にも対応できる移動手段として、活用ニーズが高まる一方、道路交通法改正による規制緩和により、事故や違反の増加も懸念されており、利用者の安全意識の向上が重要視されている。

 

そのため、これら商品の取扱いを開始するにあたって、オートバックスでは、担当スタッフが交通ルールや乗り方の研修を受講。操作方法や交通ルール、ナンバー取得から自賠責保険の加入などについての説明に加えて、試乗車と専用試乗コースを設け、実際に操作方法やスピード、乗り心地などの体験もできるようにしたと云う。

 

また今後は、取り扱い店舗や商品ラインアップの拡大、整備・メンテナンスなどのアフターサービス・フォロー体制の構築を図り、過疎地・山間部の公共交通機関の縮小・撤退による移動困難者や高齢者の交通手段として、1人乗りの超小型モビリティやEVトライクなどの取り扱いについても検討。

 

マイクロモビリティの普及促進により移動手段の選択肢を広げ、「移動する(でかける)」ことに対する不安や不満を解消し、モビリティライフを支え続ける存在を目指すとしている。

 

<取扱い車種の概要>

■Meister F MF-EKRSA01RW-BK
・メーカー:FUGU INNOVATIONS JAPAN
・販売価格:79,800円(税込)
・特長:ノーパンクタイヤ標準装備のバランスモデル。

 

■Fiido Q1S
・メーカー:SWALLOW
・販売価格:189,800円(税込)
・特長:乗りやすい自転車タイプ。

 

■KS6 PRO
・メーカー:YADEA
・販売価格:198,000円(税込)
・特長:長航続距離・ハイパワーモーター搭載のハイエンドモデル。

 

 

*(オートバックス)電動モビリティ

 

 

オートバックスセブンは、タイヤやカーアクセサリーなどのカー用品販売や車検・整備、クルマ買取・販売などの既存事業の進化に加え、マイクロモビリティ市場への参入といった新規事業の拡大で、2032年度のグループの連結売上高5,000億円を目指すと共に、今後も「社会の交通の安全とお客様の豊かな人生の実現」というパーパス(※)の下、様々な事業を通じて利用客の安全・安心と、利便性向上に取り組み続けると共に、環境・社会課題の解決へ向けた取り組みにも挑戦していきたいとしている。

 

※同社では、2023年に発表した長期ビジョン「Beyond AUTOBACS Vision 2032」に於いて、社会の交通の安全と利用客の豊かな人生の実現のため、「出かける楽しさを提案し続ける会社」への進化を目指すとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。