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2021年8月2日【テクノロジー】

アイシンが愛知で実証中の出前サービス、提供地域拡大

NEXT MOBILITY編集部

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アイシンは8月2日、愛知県刈谷市で実証実験中のフードデリバリーサービス「めしクルー」の提供地域を、8月から西尾市、碧南市に拡大すると発表した。

アイシン・ロゴ

「めしクルー」は、アイシンの乗合い送迎サービス「チョイソコ」や、運転代行アプリ「うんてん代コール」等、“移動したい人や、運びたいモノをそれができる移動手段と繋げるマッチングサービス”の技術やノウハウを生かして開発されたフードデリバリーサービス。

 

コロナ禍において、「テレワークなど在宅での食事が増える環境で、便利に食事をとれるようにしたい。」というニーズと、「来客数減の中、活気を取り戻したい。」「デリバリーはやってみたいが、自分で注文サイト設置やドライバー確保など体制を整えるのが難しい。」といった飲食店の課題をアイシンの技術と繋ぎ、飲食店が手軽にフードデリバリーに挑戦できるよう考案されたと云う。

 

サービスは、複数の飲食店メニューの一括注文や、車両で運ぶため大量オーダーにも対応。カーナビで培った技術を応用したシステムを用い、複数飲食店から料理をピックアップし、複数利用者に効率的に配達するルートを算出する。

 

 

 

 

なお、既に実証実験が実施されている刈谷市では、その範囲を約20店舗に拡大。月間約500件の配達実績を有する他、料理のデリバリーに加え、野菜セットや酒の配達も可能に。地域の様々な店舗の活性化にも貢献していると云う。

 

今回アイシンは、この「めしクルー」提供地域を、愛知県刈谷市から初めて拡大し、西尾市と碧南市で提供。今後、全国への本格展開を目指すとしている。

 

 

めしクルーの実施概要

 

■西尾市
– 提供開始日:8月16日
– 実施エリア:配達は西尾駅を中心に半径3km圏内
– 共同事業者:(有)丸八工業

 

■碧南市
– 提供開始日:8月5日
– 実施エリア:配達は碧南市役所を中心に半径1.5km圏内
– 共同事業者:マルテツフーズ株式会社

 

 

アイシンはこれからも、強みとする技術やノウハウを生かして、その時代や環境を踏まえた社会の困りごとを解決し、「“移動”に感動を、未来に笑顔を。」を実現する企業を目指すとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。