ダイハツ工業は、日本総合研究所（日本総研）が主催する「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム（※1）」におけるローカルMaaSの実証実験に参画する。

ダイハツは、将来的に「住み続けられるまちづくりや元気あるまちづくり」の実現には「持続可能なモビリティサービス」が必要であるとして、2017年度から日本総研との連携を開始し、2018年度から「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム」に参画。

実証実験の結果から、2019年度は同コンソーシアムが検討する「自治会などとの連携を通じて実現する地域の自助・共助と民間サービスとの組み合わせによる移動サービスのエコシステムづくり」におけるモビリティのあり方について検討するため、引き続きコンソーシアムの実証実験に参画する。

サービス実証の概要

今回の実証実験で、ダイハツは、前年度の実証実験の検証結果をもとに、更なる改良を行った軽自動車サイズの車両（※2）を提供。

また、新たな移動サービスの受容性と事業性を検討すべく、乗降性などの車両機能改良のみならず、住民間の交流や商店等の活性化のため、車内広告や地域のコミュニケーションツールとしての活用が可能な車載ディスプレイを新たに設置する。

さらに、車載端末より遠隔で車両データや車載カメラの映像データを収集、可視化できる体制を整え、各種データの活用および将来の自動運転を見据えた、遠隔監視システムの運用方法についても検証する。

なお、この実証実験では、自動運転ではなく、交通事業者の運転士による手動での運行が行われる。

※1：（日本総研）まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム設立について：https://www.jri.co.jp/company/release/2018/0829/ 。神戸市におけるローカルMaaSの実証実験について：https://www.jri.co.jp/company/release/2019/1206/

※2：ベース車両（アトレーワゴン）の詳細： https://www.daihatsu.co.jp/lineup/atrai/

■（日本総研）まちなか⾃動移動サービス 2019【実証実験の実施概要】（PDF）：https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/pdf/company/release/2019/1206/outline.pdf